「アレ」から18年

録画したスポーツ番組のコーナーで出演者が何気なく発した言葉を聞いて、はじめは聞き流していたが自分でかみ砕くと「そんなに？」となって若干引いた。
そう、私が応援している阪神タイガース最後の優勝からもう１８年も経ったということなのだ。
最後の日本シリーズ出場は2014年なので、さほど過ぎていないような感覚だったのだが、最後のリーグ優勝からそれだけの年月が経過していた。
・・・日本シリーズのことはあまり覚えていないということにしておこう。
18年ぶりと聞くと、どうしても2003年のことを思い出す。あの時も1985年以来ということだったのだが、私は当時小学5年生だった。正直、生まれる前の1985年の優勝なんて知らない。1985年の優勝メンバーは皆「おっちゃん」で、どれだけすごい人なのかということも伝え聞いた話でしか知らないのだ。吉田監督なんて、野村監督の前の暗黒時代のイメージしかなかったのだから優勝監督だと知ったときは驚いたものだった。
そう考えると、2005年のメンバーを知らない人や新たに球団のファンになった方にとっては、2005年の優勝メンバーをどう見ているのだろうか。まして、監督なんてよく知らないおじさんということなのだろう。おそらく。
今「アレ」とこぞって嬉しがって使っているが18年よりも前、2003年の時も「優勝」という言葉をできるだけ使わないようにしていたと記憶している。お立ち台なんかでもテンションが上がって言ってしまいそうだが、できるだけ使わないようにしていたようだ。
岡田監督は、選手、コーチ、監督時代に経験している。今度はどうなるのだろうか。