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影のリーダーはよく右端にいる

右端にいる彼


ホソクさんってよく右端にいる。




団体写真の7割かそんくらいは右端だ。(数えたわけではないけど)

なぜか知らないけど左端というよりは圧倒的に右が多い。

もちろん必ずというわけではないし、真ん中にいるときもあれば違う位置にいるときもある。

だけどもやっぱり彼は右端が多いのだ。きっとこれを見てくれているホソクペンの皆さんも同じような印象を受けているんじゃないか。

なにより驚くのは、彼は自ら、一番端に行きだすときがあるということだ。

彼はさりげなく弟やヒョン達を真ん中に行かせて、自分は端にいこうとしてるんだ。しかもそんなスマートなことをさりげなくやっている。普通の人ならそれを「ほら僕ってすごく優しいでしょ?」みたいな顔しちゃうのに彼は一切そんなことはない。むしろカメラが捉えていないようなときでもそんなことを"素"でやっているのだ。このあたりの気遣いといったら彼の右に出るものはなかなかいないんじゃないか。

これは本当に彼のすごいところだ。すごいというよりは、彼の優しい人柄を表す典型的なものだと思う。しかももっとすごいのは、こういうエピソードや動画は一つだけではなくよく見かけるということ。

いつかの授賞式でダンス賞をチームがとったとき、テテは真っ先にホソクさんを真ん中にしようとしたけどホソクさんはまた自ら端にいこうとしてた(結果的にはテテがホソクさんをがっちりホールドして真ん中にしてた)(ホソクさんは照れてた)(その様子がとても可愛いかった)

他のときでは、カメラマンに「jhopeセンターにきて!」と言われたときも遠慮がちだったし、ものすごく照れていた(これもとても可愛いかった)

そんなふうにチームを一番に優先する彼だけれども、一方で実はダンスリーダーである彼はこんなことを言っていた。

「ジミンが腹筋やステージで見せ場を披露したり注目を浴びる度、自分のダンスリーダーという肩書きと立ち位置に隔たりを感じていたときがありました。正直、目立ちたいなと思った事もあるが自分の欲よりもチームの成功が第1でありジミンのダンスは今の僕の参考になっています」

なんだかこの話を聞いたときは衝撃だった。あ、ホソクさんもやっぱこんな風に思ってたことあったんだって思った。よく考えてみるとこう思うのはごく普通のことなんだけれども。

だってアイドルという職業柄、誰もが自分が一番目立ちたいと思うだろう。自分自身を魅せる職業なのだから。

もちろんホソクさんにもそんな気持ちはあって、ダンスリーダーという役目を任された以上、彼なりのプライドもきっとあったはずだ。

それでも彼の中ではいつも 自分 < チーム という方程式が成り立っている。そんな彼を見ているとなんだかときどき、自分自身のことがすごくちっぽけな人間に思えてしまうことがあるくらいだ。

ただ彼がもっとすごいのは自分を目立たせるときには素晴らしい実力を発揮させているということだ。

チームを優先しつつ、自分もしっかりと目立つときは目立つ…。

これが両方出来ているのがなによりも彼の凄いところだ。

センターで踊るときも、インタビューの受け答えをするときも、ソロの活動をするときも、チームを優先して他のメンバーに気を遣っているときもすべてが彼の良さでありとてつもなくキラキラしてみえる。推しに対するフィルターがかかっている部分ももちろんあると思うがそれを抜きにしたってこんな素晴らしい人はいないだろうと思う。

だから彼のファンをしているととても楽しいし、そんな彼をとても誇りに思う。ファンにこんな風に思わせるようなアイドルってなかなかいないんじゃないだろうか。

右端にいる彼ってそんな人だと思う。

いつかの話

これはファンの間では結構有名なエピソードだと思うんだけど、デビュー直前にホソクさんがチームを脱退させられそうになったことがあったという。

それを聞いたグクは泣きながらホソクに抱きつき「やめないで」と懇願したそう。

それでも当時のホソクの決意は固く、泣きついてきたグクをなだめグループから立ち去ったと。

それを聞いたナムジュンは「僕たちにはホソクが必要なんだ。彼がいないとチームでなくなってしまうんだ」と事務所に直談判したそう。

そんなナムジュンの必死の訴えが事務所の心に届きホソクはもう一度チームに戻ることを決意したそう。

「本当にあのとき皆のことを信じていたから、またグループに戻るって決めたんだ。長い間一緒に頑張ってきたし、何よりもみんながそばにいてくれたから。」

彼が自分よりもチームを優先する原点ってひょっとしたらここから来てるのではないか?そんなことを思った。もちろん、もともとの彼の優しい人柄や他人想いな部分はあるだろうがこのデビュー前のホソクさんの今後のアイドル人生を大きく左右するであろうであったこのエピソードが少なからず彼に与えている影響は大きいはずだ。

もしそのときジョングクが泣きついていなかったら、ナムジュンが事務所に直談判しなかったら、防弾少年団としてのjhopeはなかったと考えると恐ろしい。

(ここからは完全な私の憶測だが)なぜメンバーたちが彼が脱退するのを引き留めたのか…それはきっとただ単にダンスが上手かったからというわけではないと思う。

それはきっと彼の人柄や、率先して練習に取り組む姿、その他にも私たちの知らないホソクさんのいいところをメンバーたちは知っていて「彼は防弾少年団に必要な存在なんだ」と引き留めたんじゃないかと思う。

「一人はみんなのために みんなは一人のために」という言葉があるがなんだか防弾少年団ってまさにこれだ。

縁の下の力持ち


ホソクさんのチームの役割をダンスリーダー以外で考えるとしたら彼は”中間管理職”だとよく言われる。

実際、ホソクさんとナムジュンはグループの中では真ん中の年齢だ。

なのだけれども、ホソクさんは時としてヒョンラインにもなるしマンネラインにもなる。

真剣に話をする姿やダンスリーダーとしてチームをまとめる姿はまさにお兄ちゃんのようなかんじなのに対して、マンネライン3人と一緒になってじゃれあったりイタズラしてる姿はめちゃくちゃ弟だ。かと思えば、同い年のナムジュンとは深い話を交わしたりお互いがお互いを知りながらも適度な距離感を保っている。なんだかここに書いていると彼は時と場合によって年齢が変わるような人なのではないかという錯覚すら起きそうだ(笑)

そして影のリーダーであるホソクさんの中間管理職としての働きっぷりはすごい。

7人でのVLIVEでのこと。ホールケーキのロウソクを「1、2,3」で消そうとしたとき、一人だけ早く吹き消してしまったテヒョンに対してみんなが「おい何やってんだよ~」という空気になったとき、「タイミングなんかない(笑)」と言って真っ先にフォローしていた。

メンバーみんなで食事しながらVLIVEしてるとき、全く喋らないシュガさんに対して話題を振ったり、ジンくんとユンギが作ってくれた夕飯のステーキの味がしょっぱいと他のメンバーが言い出したとき「そう?そんなことないよ美味しいよ」と肯定したり、ナムジュンが海外でのインタビューで大変そうにしているときは、すかさずマイクを取って一生懸命勉強した英語で質問に答えたりしてる。

タリョラの撮影でVR体験施設でゲームをしていたとき、ものすごくやりたそうにしていたテテに気づいて、次のラウンドに行く前にテテにVRゲームをやらせてあげていた。誰かが話しているのが途中で途切れてしまったとき「それで?その続きは?」と聞いて最後まで話をさせてあげていた。

他にもナムジュンはホソクさんのことをこんな風に言っていた。

「ホソクはいつも中間で、話し合いをするときもいつも最後のほうに意見を言うんだ。話すことは簡単だけど、実際には聞くことって一番難しいんじゃないかと思う。とにかくホソクにはいつも感謝してます。」

ホソクさんのこういうところに気づけるナムジュンも素晴らしい人だなと思うけど、こうやってチームの潤滑油になれるホソクさんは完全に防弾少年団の縁の下の力持ちだなあ…といつも見ていて思う。

彼を冒頭で「中間管理職」と書いたが、実はこの「中間管理職」というポジションは一番目立つ存在ではないが、とても重要でありながらとても難しいポジションだと私は思っている。

会社で例えると、上司と部下の間に立ってバランスを保つのが中間管理職の役目となればもちろんその板挟みになることもあるだろうし、多方面からのストレスを受けることもあるだろう。リーダーとはまた違った悩みが多いのが中間管理職の難しい面だと思う。

そう考えると、ホソクさんは真ん中の年齢でヒョン達と弟たちの架け橋になっている存在というのは組織にとってものすごく重要であり、それをこなす彼をものすごく尊敬する。もちろんBTSの成功はホソクさん一人の力ではなく、7人の個性やいろんなものが混ざり合って生まれた成功だと思うけれどチームにとってホソクさんのような存在がいることはものすごくプラスのエネルギーを生んでると思う。

ナムジュンがホソクさんのことを「水のような存在」と表現していたところ、リーダーを任せるなら?と聞かれて一切の迷いなく「ホソガ!」と答えていたところ。ここらへんからも彼の存在の大きさが分かる。いつも右端にいる彼は、間違いなく防弾少年団の影の立役者でありグループに欠かすことのできない潤滑油のような存在だと思う。


そして本当に彼が素晴らしいのはそれを一切気負わないことだ。

「優しいね。」と言われるとホソクさんは照れているけど少し困ったような、ちょっと微妙な反応をする。人を褒めるのには慣れているのに、自分が褒められるとどうしていいかわからないというような表情をしている。

そこがまた彼の良いところなのだ!!そんな反応をされるとなんだかもっと彼を褒めちぎりたくなってしまう。何も考えずに素で動いているからこそ、彼の優しさや気遣いはファンやメンバーから見るとものすごく素敵なものに見えるんだ。

彼のそんなところを見ていると、好きだな~という気持ちと同時に人としてものすごく尊敬するし、自分もこんな素敵な人間になりたいなといつも思う。

真ん中にいる彼

ここまで、右端にいるホソクさん、つまり中間管理職として縁の下の力持ちとしての姿を綴ってきたけれども、そんな彼もいざ真ん中に来た時はすさまじいパワーを発揮する。

能ある鷹は爪を隠すというわけではないけれど、ラッパーという立場的にそこまでパート数が多くないなかで、自分のパートのたった数秒でものすごく記憶に残るようなパフォーマンスをするときや、ブレイクダンスでセンターを張ったときの彼の主人公感といったらプロ中のプロだ。

そして彼のソロ曲たちといったらこりゃまたすさまじい。瞬く間に”HOPE WORLD”という名の独特の世界観に連れていかれる。この”HOPE WORLD”の世界観は他の誰にも真似できないようなチョンホソクにしか表現できないあの感じがものすごくイイ。

昨年のちょうど今頃公開された”Outro:EGO”も歌詞だけを見るとどこか暗くもとれるような歌をjhopeの持ち前のパワーで明るく前向きな曲に変えている。

特に忘れられないのが”Just Dance"での会場中のJhopeコールだ。会場の外まで聞こえるくらいの大歓声を浴びるホソクさんの輝きといったら、世界中のお星さまを集めったってかなわないんじゃないかと思う。

これだからホソクさんのファンは辞めれないのだ。

右端にいるときも、真ん中にいるときも、結局いつだって彼の魅力が多方面で発揮されているからいいんだ。

縁の下の力持ちにも、主人公にもなれる人なんて魅力がないわけがない。

他人への優しさも、自分の個性も、気遣いも、全部持ち合わせているなんてそんな人がこの暗い世の中にいていいのか?なんて思ってしまう。

そして私はどっちのホソクさんもめちゃくちゃ好きだ。そして、彼をずっと見ているとまた彼の良いところばっかりを発見してまた好きになるのだ。

もうずっとこの繰り返しな気がする。

いつか現実世界に私のとても大切な人が現れて、ホソクさんへの好きの気持ちが今よりも小さなものになるときが来たとしても、彼に対する尊敬や「こんな素敵な人になりたい!」と思った気持ちはこの先ずっと忘れないんじゃないかと思う。


余談だけど、そんな優しくて他人想いなホソクさんが実は怒ると7人のなかで一番怖いという話も好きだ。

そんなところも含めて影のリーダーと呼ばれているのかも…?


※最後までお読みいただきありがとうございます。

あくまでいちファンが書いた拙い文章ですのでご理解いただけますと幸いです。








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