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ペロペロキャンディに憧れて

小さい頃はペロペロキャンディに憧れた。あの渦を巻いた水色と白、ピンクや緑色のしたいかにも身体に悪いですよと言わんばかりのあのキャンディ。
小学生になってないかという歳の頃お台場かどこかに家族で遊びに行った時水色の渦を巻いたペロペロキャンディ、手のひらだいの大きさのを買ってもらった記憶がある。もうテンションはMAX。最高の気分だったけど青虫に食われて穴が空いている葉っぱくらいの大きさをかじったあたりで見事にリタイア、どう持って帰ったかは記憶にはないが、家に帰ったあとはサランラップに包んで冷蔵庫に閉まった。その後といえば1度くらいはペロッとしたくらいであとは永遠と冷蔵庫で眠り込んでいった。そしていつの日か冷蔵庫からも消えていた。お母さんが捨てたのだろう。

ペロペロキャンディでは無いが鎌倉に行った時も大仏のべっこうあめを買って3分ほど舐めればとおに飽きてしまってゴミ箱へとおサラバだ。ただの砂糖で色や形が綺麗なだけなのに一生無くならないあの類のキャンディ。それだけ需要があるってことかな

全然人生には必要ないけどなんかあるものってあるよね
ボクはそんな存在になりたいなんてそれなりに臭いことをいって閉めようって訳じゃない

そんなことを思い出しながら電車に揺られている。

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