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今年も続きます、墨で鳥 ー 君は誰だ

しばらくnoteには載せていなかった気がしますが、水墨画(墨絵)も墨絵教室の仕事も楽しく続けています。

去年の1月から、水墨画でも特に鳥をモチーフにしたものが多くなってきたのでマガジンにまとめてあります。

それまではほぼ鳥知識ゼロ。しかしモチーフとして鳥を探したり、鳥同盟の長から鳥のお話をたくさん聞いたりしていたらこの一年で私の中の鳥に関する知識はかなりの成長を遂げました(とは言えまだまだ知らないことはたくさんあります。)

最初に鳥の種類を意識して描いたのがアオサギだったからか、何度かアオサギに挑戦していますが、去年の秋に街中で、すっごくカッコいいカラスに出会ってしまい、以来「絶対描きたい」と思い続けていました。

そのカラスはペン画で仕上げたい、と思っていたのですが、黒面積の多いカラス、それをペンでって、どんだけ時間かかるんだろ、と思っているうちに本当に時間だけが過ぎてゆき、年も明けてしまいました。

そこで、ペンで描いてみるのは後回しにして、墨で描いてみました。

24 x 33cm

実はもっとキリッとカッコいいカラスなんです。
何だか可愛くなってしまいましたが。
その名もチェコ名kavka obecná、ウィキペディアの対応する日本語のページではニシコクマルガラスですが、そこでは東ヨーロッパに亜種がある、とのことなので、純粋に「ニシコクマルガラス」とは言えないのかもしれません。

私が出会ったのはこの方。

実は結構な集団行動だったのだけれど、カメラに納まったのはこの方だけ。

ね、カッコいいでしょ?
目が怖い。それがいい。体の形もとても良いバランスできれいです。
ただこの目力を細かく表現するのにはやはり水墨画は不向きなので、近いうちにペンで描きたいなぁ、と思っています。

今年一番のアオサギ画。

24 x 33 cm


ところで、水墨画で鳥を描きはじめてからもしばらくは「どんな鳥を描く」とあまり決めずに「モチーフは小鳥」、とかいった抽象的な描き方をしていた私。
今では「何鳥を描く」と分かっていないと居心地が悪いのですが。

今週の墨絵教室にお手本を持って行く際、去年描いたものも混ぜて持って行きました。
こちら、確かネットで見つけた絵を参考にアレンジしたものだったと思いますが

16 x 24 cm

生徒さんに「これは何鳥?」と聞かれて困ってしまいました。
他の絵は「これは青鷺」「これは鵜」とか解説しているのだから、そりゃ聞かれてしまうでしょう。

とりあえず、「小鳥」なんですが。
逆に鳥知識が豊富な方々に「この鳥、何に見えます?」と聞くのも手かな、と思いはじめました。

すでに描かれてしまった鳥の逆検索。
何にも見えない、という結果でも鳥に見えるんだったらまあいいか、と諦めます。
よろしければコメントをお寄せください。


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