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ハイタカ、我が庭にてカササギを食らう。



タイトルの、通りなのですが。

2月15日お昼過ぎ、木曜に外でレギュラーで入っているお仕事は午後遅めに始まるのでまだ家でポヤっとしていたところ、昨年くらいからわがもの顔でうちの庭を飛び交って、たぶん巣まで作って住み着いているカササギの、何とも聞き苦しい声が聞こえてきたと思って庭を覗いてみると……

なんと、小さめの猛禽に組み敷かれ、バッタバッタと暴れるカササギ発見!

カササギ番長の三男か!

鳥同盟の底辺を形作っている雑用係Ru太郎、さすがに攻撃者が猛禽類であることは分かっても、種類が分からない。
バッサバッサやってる姿をスマホカメラに収め、Marmaladeさんに以前ご教授いただいた鳥の種類検索アプリにかけてみると、答えは……

すぱろーほーく……そ、それって、ハイタカ?!
え、庭にゲドおるやん!
シヴァは何やってんのよ、これどうにかしてよ!

と少々パニックに陥りながら、もりもり残虐な捕食活動をカメラに収めまして。
ハイタカくんの下でまだカササギが動いている時点では、上空に三羽のカササギが現れゲゴーっと鳴いたりしていましたが、攻撃する様子はなく、ハイタカ君は羽根をむしっては顔を上げむしっては顔を上げ、を繰り返し、とうとう足の下のカササギは動かなくなりました。

獲物を持ち去って、どこかでゆっくりお食事するのかと思いきや、ハイタカくんはむしっては顔を上げ、という警戒心バリバリ見せながらの食事方法を延々と約1時間20分の間繰り返し、あれ、食べるのをやめた、と思って観察していると、ハイタカくんは獲物を持ち上げ二メートルほど先の木の側にポトリと獲物を置くと、飛び去って行きました……。

え、それ、完食せんの?
もしかして、これ隠したつもりで、戻ってくんの?
え、これ片付けんの、私らなの??

庭で猛禽類の捕食活動が目撃できる……どれだけの田舎なんですか、プラハって!という声が聞こえてきそうですが、えっと、プラハは、首都です。
確かに我らの住処はプラハの片隅でして、2000年にプラハ市が拡張した時にプラハに組み入れられたくらいのすみっちょなので、このくらい自然が近い、と納得していただければ幸いです。

ほぼ付きっきりで写真を撮ったりしていましたが、さすがに「血なまぐさいものは見たくない」という方もおられると思うので、ハイタカくんだけが見られるようトリミングした写真を掲載いたします。



以上、興奮冷めやらぬハイタカの庭で捕食レポートでした。


【追記】
このお話、後日編がございます。よろしければどうぞ↓


豆氏のスイーツ探求の旅費に当てます。