『巨匠とマルガリータ』への偏愛を語る~『別冊「羽ばたく本棚」』に寄せて
昨年11月に発売されたつる・るるるさん著『羽ばたく本棚』では扉絵のご提供に留まらず、るるるさん、とき子さん、橘鶫さんと共に本について語り合う座談会にお呼ばれするという幸運に恵まれた。
その昨年五月に行われた座談会にて「とにかく何かが起こりまくる小説」の代表としてスルっと私の口からこぼれたのがミハイル・ブルガーコフ著『巨匠とマルガリータ』だった。この二月に開催される文学フリマ広島6ではるるるさんは『羽ばたくセット』と銘打って『羽ばたく本棚』に鶫さんのステッカー、拙ポストカー