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最高のやわらかさを。

すこし服に興味と関心がある方なら、
「吊り編み」と聞けばスウェットの話だな、と分かるかと思います。
今ではそのくらいにメジャーな存在となっている吊り編み。
ウチの店で取り扱っているブランドでも、吊り編みのスウェットをリリースしているところはいくつもあります。
とはいっても、世の中に流通しているスウェット全体の中では、きっと砂場で砂金を探すくらいの割合なのですが。

このアンバランス感。
「良い服を着たい」「お洒落が趣味だ」というのがいかにニッチな事なのかがよく分かりますね...。

話が逸れました。
軽くおさらいしておくと、「吊り編み」とは、吊り編み機という旧式の編み機で編んだ裏毛(スウェット)の事で、吊り裏毛と言ったりもします。
柔らかくて着心地が良く、しかも丈夫で洗濯を繰り返しても全くごわつきません。
ものだけを見れば良い事ばかりですが、いかんせん生産効率が非常に悪い。
というわけで近年では吊り編み機はほとんど使われなくなりました。
ちなみに現在主流の編み機はシンカー編み機というもので、生産効率は吊り編み機の15倍以上だそうです。
生産効率が上がれば、より安価により多くのスウェットを市場に供給できるようになります。
それで助かる人も沢山いるはずだし、経済と社会の成長のためには素晴らしい事だと思っています。
でも...

選択の余地は欲しい。
少し多くの対価を払っても、質の高いもの、より満足のできるものを求めたい時もあります。

吊り編み機は、世界的に見ても日本の和歌山にしか現存しないと言われています。
何かで以前読んだ吊り編みについての記事に、和歌山のある工場の経営者の方の話が書かれていました。
その方は、最新のシンカー編み機が登場して皆がそれに乗り換えはじめた時、使われなくなって手放された吊り編み機を安く大量に買い集めたのだそうです。
なぜなら、
シンカー編み機で編まれたスウェットをみて、
「これだったらまだまだ吊りでやっていける」と思ったから、だそう。
かっこいい...
世の中には凄い人がたくさんいます。

前置きが長くなりました。
この長い前置きで吊り編みスウェットのご紹介でなかったらびっくりですが大丈夫、もちろん吊り編みのご紹介です。
YAECA の吊り編み。



先にも書いたように、様々なブランドからリリースされる吊り編みですが、ふっくらとした着心地の良さは共通しつつもその特徴は千差万別です。
YAECA のものは圧倒的に柔らかい。
五角形のグラフで表すとすると着心地の項目は「5段階中10」くらいの勢い。
群を抜いている気がします。
編みと織りの違いはありますが、自分ではタオルみたいだな、って思っています。




真新しいタオルみたいな柔らかさと軽さ、サラリとした感触。
裏毛は編み組織だから伸縮性もあって、着心地は更に無双状態なのです。
ホントに気持ちが良い。
裏毛にしては比較的薄手なところもポイントで、インナーとしても非常に使いやすいのです。
ネックの感じもとても上品で、ガゼット使いも良いアクセントになっています。


YAECA / 裏毛クルーネック
PRICE ¥20,900 tax in
COLOR / NATURAL
SIZE / women's M , men's L , men's XL
YAECA / 裏毛パーカ
PRICE ¥25,300 tax in
COLOR / NATURAL
SIZE / women's M


YAECA / 裏毛ジップパーカ
PRICE ¥27,500 tax in
COLOR / NATURAL
SIZE / men's L , men's XL



パーカの方は、ウィメンズはプルオーバー、メンズはフルジップをご用意しています。
プルオーバーは間違いない感じですが、フルジップもおすすめ。
脱ぎ着がしやすいのはこれからの季節に便利だし、そろそろジップパーカも新鮮で良いと思うんです。
個人的にも昨年くらいからジップパーカをよく着ています。
ジップ全開で着るよりも、下1/3くらいを閉めた状態でゆるーくダラリと着るのが雰囲気良いですよ。

「微妙に暖かい」エアコンの暖房が勝手に止まってしまうような今くらいの時期って「絶妙に寒い」んですよね。
油断していると身体が冷えてしまいます。
そんな時期もとても快適に過ごせます。
これから梅雨時期くらいまでの約3ヶ月の間、「買って良かった」と思って頂ける自信があります。

男性の方も女性の方も、ぜひ見にいらしてください。
オンラインストアでもご覧頂けます。

では!

DIMPLE


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