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なぜバランス感覚を制することが重要なのか?
仕事や趣味、生活において「バランス感覚」ほどに重要なものはありません。なぜかといえば、すべては「加減」で良し悪しが変わってくるからです。
人間関係も例外ではありません。いつもにこやかな人がいますが、そんな人もふと観察していると、「常ににこやか」ではありません。そうです、にこやかな時と、にこやかじゃない時がどちらもあり、それは自分にもあります。
私自身、あまりバランス感覚が優れているとは思っていないところがあります。なぜか、ですが、例えば誰かと喋ったりするとき、いつもにこやかな人というのがいますが、明らかに私自身いつもにこやかではないからです。
投資の世界には「ボラティリティ」というものがあります。ボラティリティは高ければ利益を出すチャンスも増えますが、大損失もこうむりやすくなります。一方でボラティリティがひくければ、そのリスクは低減します。
いつもにこやかな人というのは、このボラティリティが小さい人で、調子がいいときと悪い時の差があまりないのだと考えています。差が大きければ大きいほど、低いときの鬱っぽさは段違いに見えるでしょう。しかし、私自身、鬱っぽいレベルで陰キャな時もあれば、場を席巻するくらい陽キャな時もあります。いわば、ボラティリティが高いのです。
バランス感覚、もっと言えば、ボラティリティが低い平衡感覚は人生をより豊かな方向へいざなうと考えています。毎日10時間以上ゲームしていたり、ファストフードばかり食べていたり、何かに偏っていてっ俯瞰した行動ができておらず、ある視点から見れば欠落が目立つような状態というのは、あまりよくありません。
これは健康面、ビジネス面、投資面、人間関係すべてに言えます。分散すべきは投資だけではなく、自分の感情、機嫌すらも内包していたということです。
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