Zerionが使いやすい件
暗号資産を管理したいと考えたとき、どのようにそれらを一括管理するべきか考えてきました。そこで、結論から言えば、Zerionなるアプリが最も使いやすいと言えます。Zerionは基本的にはコインの情報をまとめ上げることが可能なアプリであり、Metamaskのようなコインの入出金はできません。
なぜ、Zerionなのか?
Zerion以外にも様々なアプリケーションが存在するのは確かです。例えば、ソーシャル機能が付いたZerionともいうべきDebankや一括管理に特化したCoinstatsなどがそれにあたります。しかし、それらはどちらもあまりおすすめできるものではありません。
というのもCoinstatsは最大でも5個か6個までのアドレスが登録上限となっており、Debankはソーシャル機能はあるものの、基本的に一つのアドレスしか閲覧できないからです。
Zerionでは、複数のアドレスがあったとしてもそれらを一括で見ることができます。しかし、そんなZerionでもTronアドレスが読み取れなかったり、Ziliqaのアドレスが読み取れないなど、基本的には0xから始まるアドレスしか受け付けていないのが難点といえます。
また、CoinstatsのようにGoogleアカウントと連携したり、一括でウォレット情報をまとめ上げられないのが難点です。なので、ほかのデバイスで使おうとしたとき、また最初からアドレスの読み込み作業を行わなければなりません。
Zerionを利用する際の注意点
八方美人にも見えるZerionですが、このアプリにも利用上の注意点は存在します。それは「残高に気を取られる」ことです。Zerionはそれぞれのチェーンごとの残高をほぼ正確にたたき出してくれますが、長所と短所があります。
長所は、やはり今持っているトークン価値がいくらなのかを逐一チェックできることです。もしもこのようなツールがなければ、自分がいくら保有しているのかの見当もつかないでしょう。名も知らないトークンを大量に持っていたりすると、それの価格が上昇したことがわかることは助けになります。
一方で短所はという言うと、上記に述べたような残高問題です。確かに残高を表示してくれることは、今のトークン価格がいくらかわかるわけですから非常にありがたいことのように思えます。しかし、それは同時に残高に気を取られてしまうことにもつながり、一長一短の性質を持っています。
Zerionまとめ
そのため、Zerionは確認するのには便利だけども、それ以上の何かを考案するほどのものではないということです。便利なツールと聞くと何か他にも驚きの機能があるのかと思ってしまいますが、現状Zerionは残高の確認しかできることはありません。一応Zerion内でウォレットを作成することもできますが、そこまで有用なものではないといえます。
しかし、今後もし暗号通貨の人気が再燃してきたら、導入している人が増えるかもしれません。
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