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バスケが上手くなる為に、一番大切なスキルは何ですか?

バスケが上手くなる為に、一番大切なスキルは何ですか?

私が子供たち向けのクリニックをする際によく聞く質問です。

シュート、パス、ドリブル、リバウンド、ディフェンス・・・そうだね、どれも全部大切だね。

でも、それよりももっと大切なスキルは・・・

「人の話をよく聞くことです。」

子供たちの顔がパッとこちらに向く瞬間です。みんなバスケが上手くなりたいんだなぁと感じる瞬間でもあります。本当に人の話をよく聞こうと思う時って、顔を見るんですよね。

真剣な眼差しで話を聞く子供たち

バスケットボールは個人として複雑な動きが求められますが、それ以外にも味方の動きや相手の動きがあり、さらに同時にコーチからの指示があり、それを的確に理解し、瞬時に遂行しなくてはならないチームスポーツです。

まずは周りの状況をよく見て、人の話をよく聞いて、それを大前提とした上で自分のプレーの意思決定をしていくというプロセスの下で成り立っています。話を聞く(=理解力)というスキルは、プレーすることの上位概念だと私は考えます。

つまり、人の話を聞かない選手は上手くなれませんよ、という論法です。

最初にこれを伝えておくと子供たちの集中力がぐんと増して、クリニックの効率が良くなり、結果的に子供たちにとってもさらに充実した時間になります。

DIMEスクール特別出張クリニックin木更津

前置きが長くなりました。先日、千葉県の木更津市までTOKYO DIMEの直営であるDIMEスクールの出張クリニックに行ってきました。

いつもこのnoteはインターン生に書いてもらっておりましたが、今回はチーム代表である私、岡田優介が代打で書かせて頂きたいと思います。

なぜTOKYO DIMEが木更津まで?と思うかもしれませんが、まだまだ駆け出しプロチームだった2015年(DIME創設2年目!)から支えてくださっている木更津きらら歯科様より「地元の子供たちを喜ばせて欲しい」というご依頼がありまして、快く引き受けさせて頂きました。

実は2016年と2018年にイオンモール木更津にて、自主興行3x3イベント「木更津きららカップ」を開催したこともあります。みんなが若すぎて笑えます。(特に鈴木慶太選手がとても若いですね・・・!)

ということで、今回はDIMEスクール出張クリニックの中でも私がメインコーチを務めるスペシャル回(←自分で言うなってやつですが)として、通常時はメインコーチである益子輝楓選手をアシスタントに据え、2人で担当させて頂きました。

まずはウォームアップ代わりのアイスブレイクメニューです。子供たちの実力を測るついでに、集中力や性格やノリや子供たち同士の関係性を見定めます。この時間はコーチにとっても大切です。

実際の子供たちのリアクションを見た上で、今日のメニューをその場で組み立てていくのが私のスタイルです。ウォームアップはコーチングのウォームアップとも言えるでしょう。

「せーのの合図でボールを上に投げて、キャッチしてください。」

簡単そうに聞こえるかもしれませんが、どうでしょう。そんなの簡単だよ、と軽くこなす子もいれば、横や斜めに投げてしまう子もいれば、ふざけて天井までぶん投げる子も。

バン、バン、ババン!ボールが地面に落ちる音が何個も響きます。すかさず、冒頭の決め台詞の出番です。

「ボールを投げて、『キャッチ』してくださいと言ったのですから、ボールが床で弾む音は今は一つも聞こえないはずです。キャッチとは、ボールを落とさずに掴むという意味です。人の話を1回で聞いて実行に移せるかどうかは、とても大切なスキルですよ。」

往々にして小学生年代の子たちの注意力は散漫です。それが日常茶飯事なので大人たちは苦労するわけですが…ちょっとした工夫でぐっと集中力が増します。遊びのメニューといえども、1回聞いただけで遂行出来るか否かはバスケに必要なスキルです。これを指摘してからは子供たちの傾聴する姿勢が変わったように感じました。

ほどなくして、上に投げてキャッチするだけのドリルは全員クリア。

クリア出来たら次は少し難易度をあげてみます。隣の人にボールを渡して、パスとキャッチを同時に行います。ここからは本当にスキルと集中力が試されます。果たして30人ほどの子たち全員が同時に成功出来るでしょうか。

全員の息を合わせるのは意外と難しく、かなり苦戦・・・しかし最後にドラマが待っていました。これがラストチャンスだよ、と言った最終回で見事にクリア。集中力と勝負強さを合わせ持った子たちでした!

「普段は全然人の話を聞かないのに、今日は珍しく聞いています!」と、保護者の方からもお褒めのお言葉を頂きました。

キフウコーチによる、ドリブルコントロールの練習

さて、ウォームアップとパス練習を経て、益子輝楓コーチにバトンタッチ。ドリブルのセッションです。実戦ですぐに役立つハンドリングのドリルでした。各自が持っている水筒をコーン代わりに使って機転を効かせるあたり、スキルコーチとしての引き出しが色々ありますねぇ。

しばらく彼のコーチングを見ていませんでしたが、DIMEスクールコーチに就任した頃と比べ格段と指導スキルが上がっていました。子供たちからも人気のコーチになっていることにも頷けます。きっと大先生、森圭司アドバイザーのおかげでしょう。キフウコーチの指導風景はDIMEスクールのInstagramTikTokでも見ることが出来ます。

さて、その後はまた岡田へとバトンタッチ。みんな大好きシュートのセッションです。バスケで一番楽しいのは間違いなくシュートであり、シュート練習の引き出しは豊富にあります。みんな楽しみながら様々なシュートにチャレンジしてくれました。(内容は今回は割愛します。)

クリニックの締めに3x3ゲームにチャレンジしてもらいました。日頃からよく練習している子たちだったので、3x3にいきなりチャレンジしてもしっかり形になっていました。これにはびっくり!

正直なところ、小学生年代の子にとって3x3ルールは結構難しく、子供たちのレベルによっては変則ルールを設けないといけません。理由としては始めたての頃はオフェンス力よりもディフェンス力が勝ってしまうので、シュートまでうまく持っていけないことが多いのです。

一方で木更津の子たちはとても上手で、自分たちなりに楽しみながらも何点も取っていました。プロvs子供たちの即興エキシビションマッチではスーパーシュートが決まり、最後は子供たちの勝利!参りました。

当初は予定していなかったのですが、子供たちがクリニックをとても楽しんで気に入ってくれたようでして、自然発生的に「サイン欲しい!」との声があがりまして、最後は急遽サイン会となりました。とても嬉しいですね。

個人的には数年ぶりにちゃんとしたクリニックを実施しましたが、やはり子供たちに教えるのは楽しいです。純粋で真剣な子供たちの眼差しから元気を貰えますし、とてもやり甲斐のある仕事です。

今後もプロ選手活動とDIMEスクールを通じて、子供たちが楽しみながらもバスケットボールが上達出来る環境を提供していきたいと思います。

DIMEスクールでは、団体様向けにこのような出張クリニックも随時実施しております。ご興味のある方は是非お問合せください。

そして、今年からは3校体制に規模を拡大してスクールを開講しておりますので体験練習にもどうぞお越し下さい。

改めまして、このような素晴らしい機会を頂きました木更津きらら歯科の中谷院長、誠にありがとうございました!!

TOKYO DIME 代表
岡田 優介

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