「この銘柄、きっと来る!」にご用心
「日銀総裁が、異例の金融緩和を続ける、との意向を示した」
「米FRB、前回と同じく政策金利0.25ポイント引き上げ」
というような経済ニュースを聞くと、
投資家や経済評論家などからは、
「今が買い時!」「今が売り時!」「今は静観だ!」
というような、主張が飛び交います。
それらのご意見と併せて、
中には、ご自身で、こんなことを思う方もいらっしゃいます。
「経済のこの動向を見ると、この銘柄、きっと来る!」
そのようなヒラメキ、大事に思うお気持ちは、
十分に理解できます。
その上で、
あなたが、そのヒラメキの通りに、その銘柄を買っていいのか、
それとも、そうではないのか、
ということの判断基準の一つをご紹介します。
この判断基準は、今までのあなたの過去にあります。
例えば、あなたが、今まで同じように投資をしてきて、
「この銘柄、きっと来る!」
というヒラメキで、全戦全勝とまでいかなくても、黒字であれば、
確率の観点から、そのヒラメキを重視しても、
問題ないと思われます。
ただし、大勝負をするのではなく、
キチンと、リスクヘッジをすることはお忘れなく。
逆に、
「この銘柄、きっと来る!」
で、赤字の方は、勝負するのは、控えておいた方がいいです。
確率の観点から、わかりますよね。
他にも、投資の場でなくても、
経営や営業の現場で、
「この商品、きっと、この市場に売れるハズ」
と思って、営業活動しても、
大きな成果につながらなかった方も要注意です。
「この商品、きっと、この市場に売れるハズ」
という直感は、投資に置き換えると、
「この銘柄、きっと来る!」
になります。
あなたの直感は、イイ線行っているかもしれません、
が、過去、経営や営業の場で成果につながらなかったのであれば、
何かが足りないだけかもしれません。
あなたの直感は、イイ線行っているのであれば、
そのヒラメキに従って勝負するよりもまず、
足りない何かが何なのか、探しませんか?
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