大事なのは金額の大小ではありません(投資初心者の為の投資家心理学 11:アンカリング)
日頃、意識してはおりませんが、
私たちは、色々な心理学の典型のような行動パターンをしております。
今回は、
「アンカリング」
と言われれる心理学を通じて、
投資家心理学をお届けします。
1:アンカリングとは
2:投資におけるアンカリングが引き起こす損失
3:アンカリングによる損失を出さないために
4:まとめ
1:アンカリングとは
アンカーとは、錨とか基準という意味合いで使われます。
はじめに受けて印象的な情報が、
その後の意思決定に大きく影響を及ぼす、
ということです。
初対面では第一印象がものすごく大事。
そう言われるのも、この効果一例です。
さて、投資を始めとする、
あなたがお金を使う時に、
このアンカリングが、どのような症状として
現れるかをご紹介します。
例えば、あなたが、不動産投資をしようとします。
最初に提示された金額が、30,000,000円であり、
それに対して、あなたは難色を示します。
あなたにとっては、用意するには、
あまりに大きなリスクであるからです。
その次に、5,000,000円の不動産を
提案されたら、いかがでしょうか?
5,000,000円という金額そのものの印象に加えて、
30,000,000円と比べた時の印象が大きく影響して、
「安いかも」と感じてしまいます。
2:投資におけるアンカリングが引き起こす損失
上記の例で大事なのは、
5,000,000円が、30,000,000円に比べて安い
ということではありません。
金額の大小に関わらず、
そもそも、あなたが、その投資をするべきかどうか、
という根本的な所の話が抜けてしまっていることが、
大きな間違いです。
もし、その根本の部分が抜けたままですと、
よほどの幸運に恵まれない限り、
あなたが、利益を上げることはできません。
3:アンカリングによる損失を出さないために
上記の例で申しますと、
金額の大小に関わらず、
「その投資をやる必要があるかどうか?」
「やる必要があるならば、その理由は?」
という点を突き詰めておく必要があります。
この質問に対して、
明確な答えがない限りは、
その投資は、やらない方が無難です。
どれだけ周囲の人が勧めても、
どれだけ周囲の人が利益を上げても、
あなたがその投資で利益を上げることはできません。
4:まとめ
投資の世界で申しますと、
アンカリングという心理によって、
数字のマジックに陥ってしまう恐れがあります。
「その投資をやる必要があるかどうか?」
「やる必要があるならば、その理由は?」
それを突き詰めておく必要があります。
あなたの投資家ライフが
充実したものになることを応援しております。
今日も最後まで読んでくれて
ありがとうございました。
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