[12/15 AS2ベスト4]超軸ミュウVMAX


はじめに

みなさんこんにちは、でぃる(@dill_puipui)です。

練習仲間でもあるオオシ(@Ooshi_Dragonite)さんが12/15に開催されたシティリーグアディショナルシーズン2ドラスタ京都にてベスト4に入賞した超軸ミュウVMAXの記事です。
今大会では参加者のミュウ使いの中で唯一のベスト8でもあり、リストも世間一般の超軸ミュウとは少し違う形となっております。
ハイパーボールや新レギュへ移行するにつれてレシピも変わると思いますが今回の記事が何か少しでも次の環境に向けての参考となれば幸いです。


環境考察

環境考察にあたって、まずはじめに私がいつも参考にしているしらいしさん(@shiraishi_poke)のシティリーグシーズン4の最終週とアディショナルシーズンの第1週目の入賞デッキを見てみましょう。

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クワガノンが減少傾向であることがわかります。れんげきウーラオスの増加やガラルマタドガス入りデッキの増加による減少でしょうか。ミュウVMAXや白馬バドレックス、三神ガラルファイヤーの3種のデッキは福岡CL時の環境考察から変わらず安定感が高く既存のデッキパワーが高いためデッキのシェア数が高いと考慮して以下のtier表となりました。

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クワガノンは減少傾向とはいえあまりにもデッキパワーが高すぎるかつ安定感もあるためtier1からは外せませんでした。京都CLで優勝している白馬、福岡CLで優勝している三神、先行の爆発力の高さや悪対面やクワガノン以外に基本的不利を取らないミュウのシェア率が高いと予想しました。
tier2のデッキは現状のtier1デッキよりかはパワーが低くいずれかのデッキに不利を取るためこのような表にしています。
実際に当日のマッチアップを振り返ってみます。

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クワガノンは惜しくも決勝トナメには残れなかったもののシェア数もありtier1である3種のデッキはシェア数が高く今回の考察はあながち間違いではなかったと感じています。


デッキ選択理由

なぜミュウを使用したか、理由は2つあります。

1つ目の理由は、先行時の圧倒的爆発力です。
現環境はいわゆる""先行ゲー""と言われていてミュウVMAXは2-2-2のサイドプランが他のデッキよりも取りやすく、先行時の勝率はとても高いです。ゲノセクトの特性「フュージョンシステム」を使いながら2ターン目に相手の進化前のポケモンを倒す動きが達成しやすく、パワータブレットやげんきのはちまき、ツールジャマーにより倒せる範囲が広く基本的には倒せてしまいます。

2つ目の理由は、基本的に不利を取らないことです。
明確な不利対面は悪対面やクワガノンですがtier1にいる悪は三神に入っているガラルファイヤーVだけであり、クワガノン対面もそこそこ戦えます。
ミュウミラーや白馬対面では先行有利はもちろん、後攻からも先殴りすることによりテンポを取っていけるからです。

以上の理由からミュウを握ることに決めました。

リスト解説の前にここで、2つ目の理由にある"後攻から先殴りをしてテンポを取る"ということについて少し触れていきます。
皆さんは先手後手を引っくり返すカードと言われると何が思い浮かびますか?
恐らく大抵の方がクラッシュハンマーやうねりの扇でエネを返すと言われるかと思います。
この回答が決して間違いだと否定している訳ではありません。クラハンは2分の1の確率でしか割れなく、うねりの扇は先行側がケアして基本エネルギーから貼ってくる確率が高いため、現状はクラハンやうねりの扇といったカードで先手後手を引っくり返すのは何か違うと感じました。
ここで出てくる回答が"後攻からの先殴り"でした。
ミュウVがサイコジャンプを言うのもあながち間違いではないのですが、打点が70点しか入らなく、例えそのダメージを与えたポケモンがVMAXするとなるとタブレットを1枚切らなければなりません。
ここで解決するべく現れた救世主がコイツです。

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なんと可愛らしくて強い効果を持ったカードだ…

そうです、メロエッタです。後攻からカミツレのきらめきを起動して殴ることにより140〜210点の打点が入りタブレット込みでVポケモンも倒せます。
これにより先手後手を引っくり返してゲームを進めることができます。これらのカードを活かして組んだリストがこちらとなります。

リスト解説
ここから先は有料部分となります。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
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当日使用したリスト


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採用カード

ポケモン 13枚
・ミュウV - ミュウVMAX 4 - 3枚
メインアタッカーであり逃げ0要員。ミュウVはスタートしたいポケモンであり初手で2体置きたいため4枚採用。VMAXも基本的2体は使うためサイド落ち考慮の3枚採用。

・ゲノセクトV - 4枚
説明不要の必須カード。基本的にドローソース要員ですが、白馬対面でアタッカーになることもしばしばあります。いかにゲノセクトのドロー効率を上げれるかがゲームを進める上で重要です。

・メロエッタ - 1枚
革命カード。新レギュでもお世話になる1枚です。
霧の水晶で触れることができ、サイドプランをずらしたりあらゆるプランで絡んできます。基本的にカミツレを絡めながら後手1から殴っていきたいです。フュージョンエネルギーの枚数×70の打点が出るため、げんきのはちまきやタブレットの枚数などを上手く調整しながら倒していけると効率が良いです。2枚あると良いのですが枠の都合上1枚採用です。

・マーシャドー - 1枚
雪道を壊すために入れています。
終盤に雪道スタンプを押し付けてくるデッキに対してはメロエッタと一緒に置いてあなぬけのひものケアをしたいところです。ほとんどの対面で使いますが後述でも紹介する混沌のうねりと合わせて2枚しかないため慎重に使いましょう。

グッズ 33枚
・クイックボール - 4枚
手札を捨てながらゲノセクトをサーチできるので最大枚数の採用です。基本的にその場面毎に使わないカードを切れば良いのですが終盤は山にある使わないたねポケモンを持ってきてはクイックでまた切る動きをすることがよくあります。

・霧の水晶 - 3枚
ミュウやメロエッタにマーシャドー、基本超エネルギーに触れることができます。先行1ターン目にエネルギーを貼る際、うねりの扇ケアで基本超エネルギーを持ってくることもしばしばあります。

・スーパーボール - 3枚
狙いは主にゲノセクトかミュウVMAXです。
空打ちできるサーチ手段ではあるが不確定カードであるため3枚採用に落ち着きました。ハイパーボールが解禁されたので即変えましょう。

・バトルVIPパス - 4枚
初ターンに盤面展開できるカードであり今回のリストは初手のVIPパスに触れやすく中盤以降は切りやすくなっているため最大枚数の採用です。

・あなぬけのヒモ - ポケモンいれかえ 2 - 1枚
いれかえ札3枚は強気な気がしますが、山を掘るスピードが速いことやカミツレのきらめきに触れやすいためミュウ2面が立つスピードが速く練習段階で困ることがなかったため3枚採用。今回は1~2ターン目に強く使えるシーンが多いあなぬけを2枚採用しています。CLなど出る場合は入れ替え札は最低4枚は入れましょう。

・パワータブレット - 4枚
薬物という名のエレキパワー。
V、VMAX、GXどれをワンパンするにも必要なため最大枚数の採用です。メロディアスエコーやテクノバスターで効率良くサイドを進めるために使う枚数を考えながらプレイができると良いです。使わざるを得ない場合はガンガン使って手札を減らしましょう。

・ウッウロボ - 4枚
革命カード。単純に手札を減らす要員としてでも使えますがプレイの幅を広げるカードでもあるため最大枚数の採用です。切る札は注意したいところですがこのカードがあるかないかでゲームを詰めるスピードやゲノセクトのドロー効率が全く違います。ウッウウッウッッッ

・スマホロトム - 4枚
革命カードその2。手札を減らしつつ山札上5枚の中から1枚ゲノセクトで確定ドローができるためこのカードもあるかないかでゲームを詰めるスピードが違うと感じています。

・げんきのハチマキ - 1枚
ガラルファイヤーVやザシアンV等の220ラインのポケモンをタブレットを使わずに倒せるため採用しました。新環境ではアルセウスVを倒せたりタブレット×2はちまきでVSTARも倒せます。メロディアスエコーを打つ際にも役立つのでダメージラインを計算しながらタブレット等と合わせて使えると効率が良いです。

・リセットスタンプ - 1枚
主にミラーや三神対面で捲る手段として採用しました。1枚だと手札に来ても上手く切れなかったり雑に切る場面があったので枠があれば2枚欲しかったカードです。

・ポケギア3.0 - 2枚
シティの3日前に悩んだ末入れたカード。単純に手札を減らす要員としてでも使えますが先行ならボス、後攻ならカミツレを引く確率を上げたいがための2枚採用です。

サポート 7枚
・カミツレのきらめき - 3枚
革命カード。エネ割に強く出れたりメロエッタの技のダメージが伸びるのはもちろん、1ターンの手張り遅れを取り戻せるカードでもあります。盤面にも寄りますが先行後攻関わらず1回打てれば良いカードですが、後攻1ターン目時に打ちたいカードなので3枚採用です。新環境では4枚採用も視野です。

・ボスの指令 - 4枚
先行は最大3枚、後攻は最大2枚使うためサイド落ち考慮やハイボで切る時があるため最大枚数の採用です。4枚あると基本的にサイド(2-2-2)のプランが取りやすくなります。

スタジアム 1枚
・混沌のうねり - 1枚
雪道をケアするために入れています。
複数枚入れると手札でダブついてゲノセクトのドロー効率が悪くなるため1枚採用で落ち着きました。スタジアムを壊すカードが前述でも紹介したマーシャドーと合わせて2枚しかないため慎重に使いましょう。

エネルギー 6枚
・フュージョンエネルギー - 4枚
フュージョンデッキを使う以上必要不可欠なカードです。カミツレとメロエッタを強く使いたいので最大枚数の採用です。

・基本超エネルギー - 2枚
霧の水晶で触れてミュウやメロエッタの技を使用するエネルギーであるため最初は最大枚数の採用でしたが、回していてダブつく場面が多くゲノセクトのドロー効率が悪くなったため2枚採用で落ち着きました。

不採用カード

・ラティアス
VMAXを殴らないことが多く殴ったとしてもメロエッタが殴れば良く、そもそも相手側はダイナバリアを打ったミュウを退かすことが簡単なため不採用です。

・オドリドリ
技や特性ともに優秀なカードですがメロエッタを使いスピードを早めながら展開していくため優先度が下がったのと枠の都合上不採用です。

・コオリッポ
前述にあるオドリドリと同様・・・
コオリッポを上手く使う場合はテクノバスターを与えながらピオニーであなぬけとスコープをサーチしながら倒す方が効率良いです。

・とりつかい
フリージオ対策の1枚として採用していましたが打ちたいサポートをボスかカミツレに絞ったために泣く泣く抜けました。

・ピオニー
ミュウデッキ定番のサポートですが、切りたくないカードを巻き込むこと自体が弱く、ボスかカミツレを打てれば良いため不採用です。ピオニーを入れる場合は最大限生かせるリストが組める場合に限ると考えています。

・ウィークガードエネルギー
入れると悪対面に対して抗うことができますが、フュージョンエネルギーや基本超エネルギーを貼る優先度の方が高くエネの枚数を最小限に絞ったため不採用です。

基本的な立ち回り

①1ターン目 : ゲノセクトを展開し、山を掘る
②2ターン目 : サイドを(2-2-2)で取れるよう山を掘る。 


先行1ターン目の理想盤面

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先行の動きは基本的なミュウとあまり変わりませんが、ゲノセクトさえ立てば山を掘るスピードが速いので1ターン目は盤面を展開して2ターン目以降はゲノセクトのドロー効率を上手く上げながら2-2-2のサイドプランを狙います。相手の動き次第な部分もありますが、メロエッタやタブレットを上手く使いながらVMAXポケモンを倒すこともしばしばあります。ゲーム終盤はマーシャドーを置き雪道リセスタの対策ができると尚良いです。

後攻1ターン目の理想盤面

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後攻1ターン目は盤面を展開しながらカミツレメロエッタの先殴りを意識します。相手のバトル場によってはハチマキやタブレットを使い倒せる場合があるのでそこは臨機応変に対応しましょう。ゲーム終盤はマーシャドーを置き雪道リセスタの対策をすることは先行と変わりません。

各対面で意識すること


はくばスイクン
先行は2-2-2のプランに変わりはないですが自分のサイドが2になるタイミングでマーシャドーを置いて雪道リセスタの対策をしましょう。
後攻はカミツレメロエッタでメッソンを倒せた場合は1-2-3、はくばやスイクンに先殴りができたら2-1-3を目指します。フリージオをケアするために逃げエネ2のポケモンはあまり出さないよう意識することも大事です。カミツレと手張りさえできれば逃げれるので意識しましょう。

ミュウミラー
先行は2-2-2のプランもしくはVMAXをワンパンするようにしましょう。
後攻はカミツレメロエッタで先殴りを意識しましょう。メロディアスエコーが効率良く打てると勝率も上がりますが相手の動き次第な部分も多々あります。

当日のレポート


予選
①白馬スイクン 後手 6-4 ○
後手1からカミツレを使い正面のメッソンを倒しテンポを取りながらボスの指令でVポケモン取っていきました。中盤にこのデッキの辛い部分であるグッズロックで相手に盤面を整えられましたが白馬に先殴りをしていたのでボスで白馬を取りサイドを取りきりました。 

②三神ザシアンファイヤー 先手 6-0 ○
先手で手張りをしながら盤面を作りましたが相手のスタートがガラルサンダーでボスでエネを付けミュウを呼ばれエネを剥がされましたがカミツレから復帰しつつボスの指令でVポケモンを倒してサイドを取りきりました。 

③ムゲンダイナ(トナメ上がり) 先手 6-4 ○
先手で盤面を作り2ターン目にVを取って2-2-2のプランで進めようとしましたがカミツレが引けず理想のプランが取れなくなりました。後ろの後ろのミュウVmaxを作っておきボスの指令で先に取らせるようにしてフュージョンエネがついているメロエッタが残り返しにタブレット2枚のフルパワーメロディアスエコーでムゲンダイナVmaxを取り返しに後ろのムゲンダイナがVmaxできず残ったメロエッタでサイドを進めて最後に後ろでエネを着けたミュウVを待機させていたのでボスの指令で後ろのポケモンを倒してサイドを取りきりました。 

④雪道ピカゼク 先手 6-3 ○
先手で盤面を作り2ターン目にパルスワンでエネ加速させたおまもりピカゼクにタブレット2枚のテクノバスターで倒しました。そのあとスタンプ雪道でマーシャドーを取られましたがスタンプ後にボスがあったのでパルスワンVmaxを先殴りしつつパルスワンVmaxサイドを取りきりました。 

予選全勝2位でトナメに上がれました。おそらくですがオポメントがとても低かったので途中どこか負けていた場合トナメに残れなかった可能性があったので危なかったです。 

トーナメント
①白馬スイクン 先手 6-0 ○
先手で盤面を作り2ターン目からボスの指令でベンチに出てきたスイクンVや白馬Vを取って2-2-2のプランでサイドを取りきりました。 

②スイクンケケンカニ 先手 1ー6 ✕
先手で盤面を作りましたが手張りができず2ターン目にカミツレでエネは間に合いましたが入れ替えとVmaxが引けずどんどんよぶをしたメッソンをサイコジャンプで倒して山札に戻るを選択して返しにマチス、メロン、ボスでエネのついたミュウVを取られて相手にテンポを取られてサイドを取りきられました。

さいごに

ここまで読んでいただきありがとうございました。
ハイパーボールが解禁されたり新弾ではダブルターボエネルギーというエネ割り対策や手張り遅れを解消できるカードがきてますます強くなると思われるのですごく楽しみです。

今回のnoteが皆様の一助となれば幸いです。

内容についてご意見・ご質問等ございましたらでぃる(@dill_puipui) またはオオシ(@Ooshi_Dragonite)までお願い致します。

それでは〜ドロンッッッ💭

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