【う】有為転変の中心で「I(アイ)」を叫ぶ

タイトル50音縛り。
かるたみたいに、【あ】【い】【う】……で【ん】まで書くという遊びをしています。

第3回【う】は、

有為転変の中心で「I(アイ)」を叫ぶ

かるた遊びも第3回にして、「あまりピンとこない言葉」を選ぶことにしました。
それが「有為転変」。

有為転変(ういてんぺん)
この世の現象は、因縁のからみ合いによって生じたものであるため、一瞬もとどまることなく移り変わっていくということ。
コトバンク

似た意味の言葉に「諸行無常(しょぎょうむじょう)」があります。
こちらの方が馴染みがありますね。

うーん、やはりピンと来ない。

世界がどんどん変化していったとしても、どうでもよくないですか?

寂しいとか悲しいとか、そういうことじゃないと思うんですよね。どうでもいい。

ある人が「変化」と思うことも、別の人は「不変」ととらえるかもしれないわけで。

言い換えると、
空がすごく綺麗な日があったとして、それを見つめる余裕が僕に無ければ、無意味ですよね。

このように、
「世界がどういうものか」よりも、「世界を僕がどのように観てるか」が大事だと思うのです。


大好きなGARNET CROWのAZUKI七さん。
彼女の書く詩に通奏低音のようにずーっと流れているものが「無常観」でした。

諸行無常の、無常。

無常観
いっさいのものが無常であることを観ずる観想。
コトバンク
無常
常ならざること、移り変わってすこしもとどまらないこと。
コトバンク

こっちはピンと来るんです。
無常として観るということですから。
そういうものとして世界を観ている、僕の側の話なのです。

性格が自己中だとかそうじゃないとかとは関係なく、世界の中心はいつも「I(アイ)」だと思っています。

生まれてから死ぬまで、あなたはあなたであり、僕は僕。1秒たりとも変わらぬ事実。

そして世界と向き合うのはあなたにとってのあなた、僕にとっての僕(=「I(アイ)」)です。
有為転変の中心に刺さった杭のようなものです。

それぞれの世界のそれぞれの中心で、今日もそれぞれの「I(アイ)」を叫んでいる。
この構造自体はおそらく、何千年も前から変わっていないはずです。

僕から世界は、【そういうもの】に見えます。

有為転変、だから何?🤔💭的な感じです。

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