農大3日目 2023-10-13
内容
初日に受けた基礎力テストの解説
(①主な農業用語、②農業で扱う単位と計算)鍬の使い方、実践
メモ
主な農業用語について(抜粋)
播種・・・種をまくこと
点まき、条播き、ばらまきなどの蒔き方がある
覆土・・・蒔いた種に土を被せること
発芽に日光を要する好光性種子と暗い場所でないと発芽しない嫌光性種子がある
好光性種子→ニンジン、コマツナ、レタス、カブ、キャベツ、カリフラワー、シュンギク、ブロッコリー、など
嫌光性種子→ダイコン、タマネギ、ネギ、ニラ、カボチャ、スイカ、トマト、ナスなど定植・・・苗を苗床から畑に植え替えること、播種から収穫までに1回のみ行う。植えてからはその場所で生育し収穫まで行う。
cf) 移植・・・植え替えるという点では定植と同じだが、移植の場合、成長に応じて複数回植え替える中耕・・・作物の生育中に作物の間を浅く耕すこと
降雨などで固くなった土を柔らかくし、空気通りを良くして新根の発生を促す。
耕すときに雑草の根を切り、除草になる管理機・・・動力部とアタッチメントに別れており、農業における様々な用途に使うことのできる機械
用途→耕耘、畝立て、培土、中耕、除草、聖地、マルチ針、播種、収穫、土壌消毒など
実際はアタッチメントをわざわざ変えて使うことは少ない
寒冷紗・・・合成繊維、ポリエステルなどの布をトンネルにかけて温度や湿度の調整を行う。生地は日光、水を通し、通気性も良い。
促成栽培・・・自然環境よりも早い時期に収穫できるようにハウス等で温度管理をしながら行う栽培方法
冬のきゅうり、トマト、ナス、ピーマン、イチゴなど抑制栽培・・・冷却や高冷地で栽培して育成を抑制し、自然環境よりも遅く収穫する栽培方法
夏からのトマト、きゅうり(寒冷紗を使って温度を下げる)
涼しい地方の夏に栽培するキャベツ、レタス(群馬県じゅれんむら、長野県野辺山高原)輪作・・・同じ土地で周年で作物を変えていくこと。連作障害を防ぐため。
相性の良い品目と悪い品目がある
輪作品目の選び方
通常は一度作を行えば、連続して植えられず、あけなければ行けない期間の輪作年限があるが、現在は土壌消毒は施肥によって、ある程度の連作が可能な作物が多い。
輪作年限を見て輪作品目を選ぶ場合は、メインの品目とは異なる科で、輪作年限がより短い品目を選ぶ。その他、メインの品目の病害虫・土壌改善効果を考慮して選ぶ。
花芽・・・成長した花になる芽
植物によって花芽ができる条件が異なる。
イチゴ→気温が下がること+日が短くなること
トマト→芽が3本できるごとに花芽が自動的にできる植物ホルモン・・・植物自身が成長したり、環境に適応したりするために、自分の体内に作り出す化合物
オーキシン→成長を促進
アブシシン酸→休眠・成長抑制・葉を落とす
エチレン→果実を作る暗渠・・・水捌けを良くするために掘る溝。上からは見えない。
パラソイラー、サブソイラー、ハーフソイラーなどがある
サブソイラーが深くなるとハーフソイラー、更に深くなるとプラソイラーとなる。
明渠・・・水捌け用の溝。普通の排水用の溝。圃場を囲むように掘ると額縁明渠と呼ぶ
基盤整備・・・農道や用水路、圃場の区画など、圃場外部の整備。
通常、周辺の圃場を管理する農家の合意のもと資金を出し合って行われたが、近年は農家の高齢化から引退、荒地化などで合意が得づらくなってきている。しかし、そのままだと荒れ続ける一方なので、県や町などの行政が主導で行うことが増えてきている。その場合、新規就農者をあらかじめ募集したりして予算をつけることが多い。
農業を志す心構え
新規就農者の区分→親元就農、独立就農、雇用就農がある
現状独立就農者の全体の10年以内の農業所得は平均109万円。農業だけで生計を立てられる人の割合は24.5%。約5%が離農している。
粗利は1000万円ほどないと成り立たない。
うまくいく人の特徴は3年目までに規模を拡大して行っている。1〜2年で技術習得を行い、3年目からは雇用、土地拡大を行っている。
鍬の使い方と実践
畑で実際に鍬を使って実践
鍬の使い方
てこの原理を使わない
刃で刺すように使う
土の深く刺すのではなく、砂を上に乗せるイメージ
鍬を買う時は鉄とステンレスがあるが、鉄は錆びるので高くてもステンレスが良い
トラクターで畝をつぶす
畝の上にタイヤを乗せる
乗せないとローターの抵抗が大きくなりすぎる
タイヤが落ちそうになったら、右か左の片方のタイヤだけブレーキをかけると脱輪しづらくなる