前作が全米チャート1位のガンナがニューアルバムをドロップ！ Gunna & Future feat. Young Thug - pushin P (2022)
アトランタで絶大な人気を誇るYoung Thug(ヤング・サグ)のレーベル"Young Stoner Life(ヤング・ストーナー・ライフ)" に参加し、2016年にミックステープ「Drip Season」をリリースしたGunna(ガンナ)。
これを皮切りに、Playboi Carti、Offset、Lil Babyらと共演し、2019年にはデビューアルバム「Drip or Drown 2」がR&B/Hip Hopチャート1位を獲得。
またセカンドアルバム「Wunna」 (2020)は、全米チャート1位に輝き、2021年のハロウィンではRihanna(リアーナ)が彼の仮装をするほど、彼の人気は高まり、今のアトランタシーンを牽引する一人と成長しました。
そんな彼がこのたび待望のニューアルバム「DS4Ever」(2022)をドロップ。
初期作品からタッグを組んでいるWheezyがエグゼクティブプロデューサーを務め、Chris Brown、21 Savage、Lil Babyらがゲスト参加しています。
ここではヤング・サグ、Future(フューチャー)を迎えた「pushin P」をピックアップ。
新曲とニューアルバムについて解説します。
レーベル : Young Stoner Life & 300 Entertainment
リリース日 : 2022年1月7日
名前 : Gunna & Future feat. Young Thug
本名 : Gunna / Sergio Giavanni Kitchens
Future / Nayvadius DeMun Wilburn
Young Thug / Jeffery Lamar Williams
年齢 : Gunna 28歳 Future 38歳 Young Thug 30歳
出身地 : Gunna ジョージア州アトランタ
Future ジョージア州アトランタ
Young Thug ジョージア州アトランタ
Gunna & Future feat. Young Thug - pushin P (2022)
Drip Season
ガンナのデビューミックステープ「Drip Season」は2016年からシリーズ化され、翌年にはレーベルメイトのLil DukeやPlayboi Cartiが参加した「Drip Season 2」(2017)をリリース。
Gunna - Phase (2017)
2018年、シリーズ第3弾となる「Drip Season 3」ではMetro Boominがエグゼクティブプロデューサーを務め、R&B/Hip Hopチャートで25位を記録しました。また、アルバム発売と同時にデラックスエディションが発表されるという異例のサプライズとなりましたが、ガンナは自信満々にこうコメントしています。
DS3のリリースのために多くの仕事をした。
DS3は俺のベストプロジェクトになるよ！
俺の全てのサウンドと、俺が取り組んでいる新しいドリップがミックスされているんだ。
ファンのみんなもきっと気に入ってくれると思うよ！
Gunna - Top Off (2018)
Wheezyが今作について語る
シリーズ4作目にして完結作と噂される本作は、Lil Babyと Drakeによる「Yes Indeed」(2018)や、ヤング・サグの「Hot」(2019)などを手掛けたWheezyがエグゼクティブプロデューサーを務めています。
そんな彼は、アルバムとガンナについて次のように語っています。
「まったく新しい波を起こしたような気がする」
それは一つのジャンルになった、サウンド面では、(ガンナ)はそれを全く別のレベルに持っていきたかったんだ。今回が4回目ということで、ビデオが出たらわかると思うけど、クラシックな雰囲気になってるんだ。
パンデミック中、ずっとレコーディングしていたよ。
2020年の前半はロスで、クロスビー・スタジオという自分たちのスタジオでやったんだ。
最初のパンデミックも2回目のパンデミックも、全部そうだった。
今回は(ジャマイカへの)出張はないよ。
前作「Wunna」 (2020)のMVはジャマイカで撮影されましたが、パンデミックの影響でロサンゼルスで制作したことを明かしています。
また、ガンナが本格的に活動を始めた頃から一緒に仕事をしているWheezyは、彼の成長について、こうコメントしています。
アーティストとして全体的に言えることは、彼の言葉がクリアになった、ファンが彼の言っていることを実際に理解できるように、もっとはっきりとした言葉で言うようになったということだね。
タイトル"pushin P" ってどんな意味？
フューチャー、ヤング・サグなど、アトランタの音楽シーンを牽引するアーティストが参加したこの曲は、アルバムの中でも特に注目されている曲です。また、タイトルにある「pushin P」は、ガンナが広めたスラングで「keep it player」の意味に最も似ており、誰かが自分に忠実であること、許容範囲内で行動することを意味しているようです。
またアルバムのリリース前からガンナはこのスラングをたびたびツイートしており、アルバムのプロモーション作戦の一つであったのかもしれません。
Speaking on a nigga for reason is Not 🅿️
— WUNNA (@1GunnaGunna) January 6, 2022
終わりに
昨年、ガンナのインスタグラムにDrake(ドレイク)とのコラボ曲「P power」が投稿され、アルバムのトラックリスト公開と同時にドレイクをフィーチャーすることが発表されました。
そして、この曲はSoundCloudでリークされたにも関わらず、リリースされたアルバムには収録されず、多くのファンをがっかりさせたようです。
これには、サンプリングされたドナサマーの「COULD IT BE MAGIC」の権利処理が間に合わなかった説と、10人が死亡し、多数の負傷者が出る大惨事となったトラヴィス・スコットのアストロワールドにドレイクが出演したことが関係している説があり、事件後に「新曲を出したくない、フィーチャーされたくない」とドレイクはコメントを残していました。
しかし、ガンナのアルバム発表の1週間後には「P power」が収録されたバージョンがリリースされており、ドレイクは新年早々再始動しているようです。
よって、単純に権利処理が間に合わなかった説が濃厚のようです。
Gunna feat. Drake - P power (2022)
今が旬、大注目のガンナの新作はマストチェックです！
こちらで紹介した楽曲のDJプロモーション音源はこちら⬇️⬇️⬇️
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