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華の2女を謳歌していた私より今の私がすき

5年前、わたしは19歳。もうすぐ20歳になろうとしていました。

10代から20代に変化するとき。
私は、20歳の誕生日を楽しみに日々を過ごしていました。

未成年はなんだかんだ様々な制限があったので、少し窮屈で。
窮屈さとは主に、合法で飲酒ができなかったことなのですが、笑
理由はどうあれ、20歳の誕生日が近づくにつれてわくわくとした気持ちが大きくなっていきました。


20歳の誕生日を迎えてからは、高揚感を感じる日々を送っていたな。

誕生日当日はバイト仲間や友人に祝福してもらい、数日後には新宿のピカデリーで「夜空は最高密度の青色だ」という最果タヒさんの詩を元にした映画を1人で見たことを覚えてる。

このころは、アンニュイというんですかね、こうした割と淡々としたサブカルチックな映画にはまっていたような。


20歳はいわゆる華の2女だったので、とにかく毎日たのしい~と思ってました。イケてる先輩と話せるのがうれしかったり、男の子と2人で飲みに行くことが楽しかったり、サークルで合宿に行って騒ぐのが楽しかったり。

自分は、今人生が充実しているんだぞ~ということを、周りにも自分にも、見せていたような、そんな時間たち。

大学生って、みんなそんなもんですよね笑


大学生活はもちろん楽しかったし、人生の中で特に刺激と興奮にあふれた期間であったことは言うまでもありません。

ただ今思うと、少し孤独を感じていた気がします。

上京した直後に感じていたホームシックは消えたものの、暇な時間が多かったからなのか、今思うとなぜかいつも寂しかった。

だから、同じ友達とずっと一緒にいたり、恋人と半同棲したりする人がうらやましくも感じていました。

友達も恋人もいたけど、大学生ってみんないろいろなコミュニティに属しているので、ずっと一緒にいる、っていう感覚がなかったんですよね。
だから、なんか孤独というか、さみしいと思ってました。


それを紛らわせるために、ひたすら家で本を読んでいた時期があって。特に石田衣良さんの本をたくさん読んでました。
石田衣良さんは結構官能的な描写が多いので、今思うと刺激が強いな~と思うことも笑 そういうのに惹かれるお年頃だったのかもしれません。笑

他にも、蔦屋書店という素晴らしい場所を知って、そこに居座るのが好きでした。東京って本当に素晴らしいところたくさんある。

そんなあの頃と今を比べると、今のほうが、誰かが常に周りにいてくれる感覚があります。
むしろ誰とも喋っていない一人の時間がとても心地いい。
それは、友達や恋人、家族と常につながっている感覚があるからこそかもしれません。

総じて、今の方が心が安定しています。
年々、心が安定することを感じます。

そして、今は大人になることを楽しいと思えていて。
最近、街でみかける自分より年上女性を見て惚れ惚れすることが多くて、
私もあんなふうに綺麗で素敵な女性になりたいな、と気が引き締まります。

若さしか武器がなかったあの頃よりも、
少し考え方が成長している気がする。

変に大人になりすぎず、いつまでも、ときめきと、きらめきを感じていたい~そんなことを考える毎日です。


お題:5年前の私
aimiさんのnoteより拝借してます🌹


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