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在宅ワークの取り組み方

こんにちは。デジKAMAスタッフです。

見えないものを見ようとして

「在宅ワーク」と聞いて、どのようなイメージを持たれるでしょうか。記事のバナー画像は「在宅」で検索して提示されたおしゃれなデザインですが、身体能力が高くて自由ですね。紙が舞っていたり、本を開いたりもしていますが、デジKAMAで目指すはペーパーレスです(印刷を全面的に禁じてはいませんが、不要になったら適切に処分できることを事業所利用ルールで求めています)。

実情により合っていそうな写真素材を求めて試しに「在宅ワーク」でGoogle画像検索をしたところ、こうなりました。

明るくおしゃれなお部屋が多いですね。そして男性より女性が多め。

これで大分近くはなりました。

前に書いたように、在宅ワーカーとGoogle Meetをつなぐことがあってもカメラの使用を任意としているデジKAMAでは、ワーカーの見た目、パソコンに向かう体勢はもちろんのこと、どのようなお部屋で作業されているかも把握しておりません。スタッフの職場でもある事業所はさまざまな人が過ごしやすいように環境調整をしていますが、他人と同じ空間で過ごすのがどうしても緊張してしまうという人にとってはやっぱりおうちが一番。2024年3月末時点で稼働(お支払い対象の業務に従事・休業除く)していたワーカー42名の内、在宅が26名と6割を占めるのです。

デジKAMAの在宅ワーカーの環境

大前提として、インターネットにつながっているパソコンが自宅にあることです。以前、職場から貸与されたパソコンで在宅勤務をしていたとか、アフィリエイトやテープ起こしなどクラウドソーシングで仕事をしたことがあるという人なら、ネットワーク回線やパソコンの性能、セキュリティ対策などご存知ですから、お仕事体験でレベルや感覚さえ掴めれば在宅型への登録はスムーズです。

一方で、「初めて在宅で仕事したいんですけど、うちにはパソコンがありません。どんな機種を買えばいいのかアドバイスをもらえませんか?」という状態の人には、まずは通所型での登録を検討してくださいとお伝えしています。通所であれば、事業を運営する会社で管理している共用のパソコンを備えており、安心だからです。

デジKAMAに在宅型で登録することを希望する人には、まずお仕事体験で環境が揃っているかどうかの確認をしています。これまでお仕事体験を経て時給が発生する業務をしてきた人たちが、どのような状況でSlackやGoogle Workspaceを活用して業務に当たってきたか、2022年10月の開所から1年経った時点で一度まとめてみました。
なお、ここから下に出てくるスライドや考察を作るに当たっては、複数のワーカーに協力してもらいました。この場を借りて感謝します。

OSのバージョン

  • ほとんどのワーカーがWindowsを使用している

  • 最も多かったのはWindows 10(56.3%)

  • macでしかこなせない、のようにOSに依存する案件に注意

OSの種類およびバージョンの内訳

PCメモリ

PCメモリ(実装RAM)

ネットワーク速度

ネットワーク速度の割合

周辺機器

  • 外付けのアクセサリーとして全33人中31人がマウスを所有しているため、マウスを使った方が効率的な業務はほとんどのワーカーがこなせる

  • イヤホンマイク、ヘッドセットを両方とも所持していないワーカーが5名おり、同居人に聞かれては困る内容の案件は依頼できない

周辺機器を所持しているか
(持っている=青、持っていない=赤)

在宅ワークこれ1台、の実情が見えた

これまで個別説明会では、「在宅ワークではインターネットにつながるパソコンが必要」と説明してきました。普段のパソコンの使い方を聞いたとき、YouTubeで動画を見る、SNSに投稿する、ネットショッピングをしているといった使い方をしている人であれば、その延長線でデータ入力や音声文字起こしといったデジKAMAの業務もできるであろうと踏むわけです。

お仕事体験では、実際に仕事をできる環境かどうかを見ています。パソコン本体がGoogle WorkspaceやSlackといったWebサービスが快適に動作するスペックであるとか、ネットワークが安定していて十分に速度が出るといった条件も出てきます。また、すべてを兼ね備えたノートパソコン1台でも十分ですが、周辺機器があれば、効率を上げる・快適に作業できるといった目的を達成できます。
そこに、ご本人の能力や適性が乗っかってきます。普段から使いこなしていれば、スタッフから案内している操作が上手く行かなかったときに自分で解決できます。インターネットを検索して調べてみても難しいときは、メーカーの遠隔サポート、パソコンを購入した電器店の店員、詳しい家族に聞くといった手段で何とか解決する人もいます。デジKAMAから依頼した業務内容に関することはスタッフがお答えしますが、個々のパソコンの設定についてはスタッフでは対応しかねます。自前のパソコンを使って在宅で仕事をするというのは、通所よりも高いレベルのITスキルが求められるという所以です。

働いて手にした業務委託料を元手に、パソコンを新しく買い替える、周辺機器を買い足す、パソコン講座に通うといった自己投資をするワーカーもいます。デジKAMAでの仕事を通じてより良い環境に身を置き、ステップアップしていくことを応援しています。

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