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「幸せ」について、スタッフで話し合ってみた

デジKAMAには世代も経歴もさまざまなスタッフがいます。業務の進捗や品質を管理し、ワーカーとのコミュニケーションに一喜一憂し、考えたことを率直に話し合える、フラットな職場です。

たまにはプロジェクトやワーカー支援に直接関わらない、価値観に関する会話の機会もあります。今回、幸せについて話し合ってみました。

「幸せ」ってどんなイメージ?

他人と比べない vs. 優越感を覚える

いのしし:仕事でも試験の結果でも、自分が望んで努力した結果獲得した、あるいは維持している状態と定義します。降ってきた結果ではなくて、自分が真摯に対応した結果です。ですから、他人の物差しでは正しく測れないこともあるし、そもそも比較するものでもないのかなと思います。

ぺんぎん:比べるものではない、同感です。何に自己満足を覚えるかは人それぞれですから。たとえば、SNSのフォロワーが多いことに幸せを感じる人がいるように。幸せを自分の視点で人に押し付けるのは良くないと思います。

かに:二人とも真面目ですね。比べるものではないと言っていますが、もっと俗な幸せもあるのではないですか。たとえば宝くじで10億円当たったら幸せでしょう。それは、10億円というお金そのものではなく、人より多くを持っている自分に感じているはずです。10億円を持っていなかった昨日の自分よりも幸せ、という見方もあるかもしれませんが、やっぱり比べてしまいますよ。

いのしし:かにさん、優越感を露骨に出しても嫌われないのはすごいですね。いいキャラです。

ぞう:かにさんの言う優越感、わかりますよ。私は、結婚して子どもが生まれて、育てて、と人生を一周したところ。しんどいこともありましたが、振り返ってみれば幸せでした。そして今、こうして鎌倉で新たな挑戦ができていることも幸せです。ですから、若い人たちと自分を比べたときに、この年齢に達しないと感じられない幸せはあると思います。若さは買えませんがね。

ぺんぎん:私はぞうさんより大分年下なので、何分の一も幸せを感じられていないのかもしれませんね。でも、人が感じる幸せの節目みたいなものはわかる気がしますよ。家族に関わることとかは、人間としての本能的な幸せというか、生まれてきた意味を考えさせられるような出来事ではないですか。私も今は独身なりの楽しさがありますが、結婚したら他の人と同じような家族の幸せを感じるでしょうし。

選択肢の多さと見極め力がものを言う

ねこ:自分が持っている選択肢の多さで幸せか不幸せかが決まりがちなのではないでしょうか。食べるものや住む場所など、選べる状態だと心が安定するし、限られていると心に余裕がなくて不幸せな状態になると思います。

いのしし:窮屈なのはいやですよね。

ねこ:ただ、選択肢があればあるほどいいわけではなくて、選ぶ力も必要です。自分の軸や理想像がないと、正しく選べない。組み合わせ方がいっぱいあるほうが理想像には近づけられるのですが。
私は、20代ぐらいがそういう時期でしたね。今振り返れば不幸せではなかったけれど、何が自分に合っているのか選べなくて、もがき苦しんでいました。
家族や子どもについてはやはり幸せを感じやすいところでしょうね。私は逆に、子どもが成人した後、今よりも幸せじゃなくなっているのでは?という不安があります。家族に幸せを委ねすぎてはいけないなと。

いのしし:空の巣症候群に注意ですね。

ねこ:自分軸はやはり持っておかないといけないのかもしれません。

事象を前向きに捉えられるか否か

かに:話を聞いていて、みなさん周りから見るとすごいのに、幸せを感じていなそうだなと思ってしまいましたよ。
「雨の日も、晴れ男」という本を知っていますか。雨が降ったから新しいレインコートを着られる、ブーツが履ける、だからラッキー!と思えるか。みたいな話なんですけど。同じ事柄についてどう捉えるかも、幸せの概念を左右しそうですね。

ぺんぎん:かにさんからすると、私たちは幸せを感じていなそうに見えてしまうんですね。かと言って別に不幸せなわけでもないんですけど。

束縛されて不幸せなのは誰

ぺんぎん:さっき、ねこさんが出していた不幸せについてに話を戻します。私たちの日常生活でそう感じる場面って、どういうシチュエーションなんでしょうね。

かに:恋人が束縛してくる、とか。時間を奪われたり、暴力を振るわれたりと、実害が及んでいるようだと傍から見ても不幸せとなるのではないですか。

いのしし:最初に述べたように、「自分が望んで努力した結果獲得した」のであれば、その関係を私たちが不幸せと決められはしないと思うのです。もし友人から「束縛系だけど幸せなんだ」とのろけられたら、「いや、不幸でしょ」なんて返せませんよ。でも、世の中ではそれで困っているという人もいるし、もしその友人も今後困って解決したいと思うなら、専門職のいる相談機関など紹介して力になりたいと伝えます。


いかがでしたか。第1弾に比べると、読む人によってはどのスタッフが誰だかわかってしまいそうですね。

デジKAMAでは、多様なワーカーが働きやすい環境を作り、成果を上げられるように仕事を設計・品質を担保するスタッフも募集しています。こんな私たちと一緒に、あたらしい就労支援の形を作っていきませんか。

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