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YouTubeチャンネル登録者を増やしたい時に選ぶべき!インフィード動画広告の概要と出稿方法

YouTubeのMAU(Monthly Active Users:1ヶ月辺りのアクティブユーザー数)は2020年時点で6,500万人以上。
日本の総人口の2人に1人以上が視聴している計算になります。
昨今の巣ごもり情勢がアクティブユーザー数増加の後押しになっており、また出稿に関するハードルも低いため、活用しない手は無いでしょう。
今回はYouTube動画広告の一つ、「YouTubeインフィード動画広告」でチャンネル登録者数を増やす方法について解説したいと思います!

YouTubeインフィード動画広告とは?

以前は「Trueviewディスカバリー広告」という名称でした。
名称が変わったのは2021年11月と比較的最近なので、この呼び方に耳馴染みの無い方も多いかもしれません。
YouTubeインフィード動画広告は主に「ブランド、商品の比較検討の促進」「関連動画を視聴中のユーザーへの認知アップ」そして本記事でお伝えしたい「チャンネル登録者数、動画高評価の増加」といった目的で使われる広告フォーマットです。
旧名称「ディスカバリー」が示す通り、新しい動画の発見に繋がる広告フォーマットということですね。

YouTubeインフィード動画広告はどういう時、どういう場所に広告が出るの?

YouTubeの動画広告と言ってまず思い浮かぶのは、動画の再生を開始した時や動画の途中に挟まれる「インストリーム広告」ではないでしょうか。
YouTubeインフィード動画はインストリーム広告とは異なり、勝手に動画が再生されることはありません。
ユーザーが広告をクリックすることで初めて動画が再生され、また支払いもクリック数に応じた課金となります。
自動再生でのインプレッションではなく能動的にクリックを行ったユーザーが動画を閲覧するため、チャンネル登録や動画の高評価などに繋がりやすいという特徴があります。
チャンネルのファンが増える=継続的に情報を受け取ってくれるユーザーが増えることは大きなメリットですね!

YouTubeインフィード動画の広告掲載場所は以下の3箇所です。

1YouTubeの関連動画列

2YouTube検索結果

3YouTubeモバイルアプリのTOP

引用元
https://support.google.com/google-ads/answer/6227733?hl=ja

YouTubeインフィード動画広告の出稿方法

ここまで読んで少し興味が湧いた方へ、ここからは具体的な出稿手順を解説します。

1.YouTubeチャンネルとGoogle広告アカウントをリンクします

リンクをする方法には大きく分けて2つあります。

・YouTube StudioからGoogle広告アカウントへリンク申請する方法
・Google広告アカウントからYouTube Studioへリンク申請する方法

どちらを選んでも特に大きな差はありません。
リンクさせたいアカウント情報を入力後、申請を送られた側で承認すればOKです!

2.チャンネル登録してほしいユーザーをイメージしてターゲットを選定します

Google広告には多種多様なターゲット手段があり、ブランドや商品に最適なターゲット層へアプローチすることが可能です。
特定の性別や年齢、子供の有無、既婚/未婚、普段どのようなことに関心を持っているか、特定の商品の購入を積極的に検討しているか、最近お引越しをしたか、ペットを飼っているか、特定のアプリをインストールしているか、など数え上げるとキリがないほど多様な手法が選択可能です。
例えば「任意のキーワードで検索したユーザー」へターゲットすることも可能なため、ややニッチな商品やブランドであったとしてもアプローチが可能なため、それぞれのチャンネルに合わせたターゲティングを設定するようにしましょう。

3.広告として見せたい動画を作成、選定します


4.広告文を作成します

YouTubeインフィード動画広告に必要な広告文は見出し、説明文1、説明文2の3種類です。
見出しは半角100文字、説明文はそれぞれ半角35文字を上限となっています。
一番重要なのはやはり見出しです。「今すぐ登録」「今すぐ見る」など、行動を促すわかりやすいフレーズが含まれるように意識しましょう!

ここまで準備ができれば、あとはGoogle広告アカウントでキャンペーン、広告グループ、広告を作成すればYouTubeインフィード動画広告を出稿することができます!

チャンネル登録者数の効果検証

ここからはYouTubeインフィード動画広告の指標の評価についてご紹介します。
YouTubeインフィード動画では主にCPF(Cost per fan/登録単価)、視聴率、視聴単価 を意識して運用、評価しましょう。
これらの数字はターゲットとするユーザーのボリューム、PRする商品やブランドの価格帯、広告のご予算などに大きく左右されますのであくまで参考数値として見てください。

CPF:300円~1,200円
視聴率:1.00%~2.20%
視聴単価:2円~15円

CPF、視聴単価はターゲットとするユーザーのボリュームが少なければ高く、逆に多ければ安価になりますので、ざっくりとした目安です!
ただし、視聴率が1.00%よりも低い場合は「もしかすると広告とそれを見るユーザーがマッチしていないのでは?もしくは広告が良くないのかも?」と疑ったほうが良いでしょう。
動画やサムネイル画像、広告テキストの変更+ターゲット層の再検討を行うのをおすすめします!

また、CPFを検証する際の注意点が1点あります。
それは、Google広告では指定した期間やセグメントのチャンネル登録者数が100に満たない場合、実数値ではなく下限数~上限数の間で表示されるという点です。
例えば下記キャプチャをご覧ください。
指定した期間のこのキャンペーンの登録者数は21人以上40人未満と、かなり幅のある数値帯でしか確認ができません。

21人と40人では差が大きすぎますし、かといって間の30と仮定するのも実数値との乖離が気にかかりますね……。
このキャンペーンにもっとご予算を割り振って、チャンネル登録者数が100を超えるまで配信するのが最も確実な効果計測手段ですが、効果がはっきり分からないのにご予算を投下するのも憚られるというケースも多々あるのではないでしょうか?
このような場合は一つの手段として、広告視聴後の高評価数も参考にしてみてください。

例えばこちらのキャンペーンでは、チャンネル登録者数844に対して高評価数は828となっています。高評価数を元に比較した場合、チャンネル登録者数と高評価数との差は約2%です。

こちらのキャンペーンではチャンネル登録者数420に対して高評価数は434となっています。高評価数を元に比較した場合、チャンネル登録者数と高評価数との差は約3%です。

こちらのキャンペーンではチャンネル登録者数338に対して高評価数は297となっています。差は約13%。

このようにあくまで経験上ですが、YouTubeインフィード動画広告におけるチャンネル登録者数と高評価数は、約10%前後のズレはあるものの、概ね比例するケースが多いです。
また、高評価数はチャンネル登録者数とは異なり、管理画面上で一桁から確認が可能です。
指定した期間やセグメントでのチャンネル登録者数が100に満たず確認できない場合、高評価数をチャンネル登録者数の近似値と仮定して効果を見てみることをおすすめします!

広告の改善

想定よりも広告の効果が低い場合、動画の内容やサムネイルを見直してみましょう。
YouTubeインフィード動画では動画のサムネイル画像と広告文が表示されます。そのためユーザーの興味を引きやすい、クリックされやすいサムネイル画像を設定しましょう。
動画の内容と著しく乖離したサムネイルは視聴したユーザーの反感を買うことが予想されるため避けたほうが良いでしょう。
動画内容はユーザーに関心を持って閲覧してもらえるものを、サムネイル画像はその内容や重要なポイントを示した上でユーザーの興味を引くものを選びましょう!

また、動画内にチャンネル登録や動画への高評価を促す文言を入れると次のアクションへの誘導となるためぜひ取り入れてみてください。
ちなみにYouTubeインフィード動画の長さに制限はありません。Googleの推奨は15秒から60秒となっています。
動画に興味を持ったユーザーがクリックして視聴することを考えると、無理に短く収めるよりも多少長いほうが効果的な場合もあります。
サービスや商材にはどういった動画が効果的なのか、色々検証してみてください。

まとめ

ここまでYouTubeインフィード動画広告について簡単に紹介してきましたが、YouTubeにはこの他にも多様な広告フォーマットがあります。
少し前までは「動画広告は獲得には向かない」という見方が多かったかと思いますが、最近では獲得も認知も狙えるプラットフォームである、という捉え方に変わってきています。
今年5月にはYouTubeショート面に広告が掲載できるようになりました。
また、2022年内にはショート面に商品フィードと連携させた広告掲載が可能になるとのお知らせもあり、更に活用の幅が広がることでしょう。
デジタリフトにはYouTube施策にかぎらずweb広告全般に最新の知見を持つ多くの運用者がおりますので、いつでもご相談をお待ちしております!

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