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インプラント・全顎補綴・矯正診断に。3Dスマイルデザイン作成方法(MeditとRevopoint POP3で行うフェイススキャン)---2023年11月更新、Dentbird Studioでのマッチング方法について

こんにちは、 3D歯科 です。

今回は、全顎矯正や全顎補綴、インプラント治療を行う上での
DSD(デジタルスマイルデザイン)の診断をより詳細に行う方法、
3Dスマイルデザインの作成方法についてお話しします。

よろしくお願いします。


3Dスマイルデザインとは、こういうものを言います。

必要なら照明を焚いてフェイススキャンすると肌の色はきれいになります。


患者説明をするには不気味な感が拭えませんが、
先生方が治療後の状態をシミュレーションしたり
歯根やインプラントと骨、口唇の関係性を確認するのに便利です。

このような顔全体または顔の一部のデータを取得するには、
口腔内スキャナー以外に撮影範囲の広いスキャナーが必要です。

歯科用途で考えると以下のようなものがあります。
・Bellus Dental Pro(スマホのアプリ。現在は販売、開発終了)
・SNAP(いつの間にかフリーダムFという名前になっていました)
・Ray Scan(いいもののようですが250万円!)
・MetiSmile(最近発売、予算が合えば良さそう、150万円!)


Shining3D社のMetiSmile。自動でフェイススキャンと歯列データをマッチングさせてくれるらしい。
オプションで下顎のジョーモーションも。つまり動画的に歯列をずっと追跡できるということ。
今回の内容のようなマッチング操作を必要としなくなるかもしれません。
SNAPのような低価格スキャナーは精度が高くなく、歯列は潰れて映ってしまいます。
そのため、このようなジグを用いてマッチングの助けにするのです。

ですが、今回はより低価格で手に入りやすく、
気軽に低予算で試せる機種を使用します。

Revopoint POP3 (あるいはPOP2)です。
価格的にはAmazonでも購入でき、9万5千円ほどです。


準備するもの

上下顎の口腔内スキャン(STLデータ)

口腔内スキャンによる鼻や目元を含んだスキャン

フェイススキャン用スキャナー(Revopint POP3使用)

CTデータ(オプション、この場合はBlueSkyPlanなどを併用)

マッチング用ジグ入りフェイススキャン(オプション)

マッチング用ソフト(B4Dなど推奨、Medit DesignでもOK


口腔内スキャンで鼻や目元を含むスキャンを取る方法

今回はMedit i700を使用します。

通常の上下スキャンとバイトデータを取得したのち、
上顎施術前データの撮影を行います。
(PrimeScanでは上顎コピーなど)

まずは普通の口腔内スキャンからです。

Medit i700で上顎の口腔内スキャンです。
自分の口腔内のセルフスキャンなので、実際にはもっとスムーズです。
下顎スキャンです。下顎前歯はゆっくりとスキャンエラーが出ないように。
バイトスキャンです。左右とも同じ要領でスキャンします。
マルモ用途ならこのくらいで十分です。
今回、一番大事な鼻あたりまで含んだスキャンです。
スキャン設定、ポイントは下に記載します。


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無料公開はこちらまでとなります。
フェイススキャンの紹介は 3D歯科 のブログにも記載しています。
実際に口腔内スキャナーのデータとフェイススキャンのマッチング方法、
フェイススキャンについての操作を確認したい先生は
上のような解説画像付きの有料noteを公開しておりますので、購読いただけると嬉しいです。

実際の顔の写真を含むため、全ての写真は2次配布などされないようお願いします。恥ずかしいので、自分の勉強のためだけでシェアはしないでください。
(以下の内容には目隠しはしていません)


以下の内容は
歯科医師、歯科技工士の方のみ閲覧可能です。
一般の方への情報提供を考えた記事ではありません。
ご協力よろしくお願いいたします。










歯科医師、歯科技工士の方のみ読み進めてください。



2023年10月中に、dentbird studioでのマッチング方法も追記予定です。
大変遅くなりました。2023年11月に更新完了しました。


2023年9月31日まで無料公開しています!
2023年10月末まで1800円にて公開させていただきます。

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