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バックキャスティング崇拝を止めたい

何時からだろうか。

やたらと「バックキャスティング」と言われる様になった。

以前、私も上司から「これからはバックキャスティングで考える事が重要なんだ!」と言われたことがあります。

しかし、私はこれに違和感があります。


1.バックキャスティングが有効な場合

バックキャスティングが有効なのは、目標とそれに至る道がはっきりしている場合です。

目標を定め、それに最短で行き着くには何の課題や要素があるか。

それを解決する方法が、ある程度目途が立っている場合、教えてくれる人が周りにいる場合に効果が高くなります。

しかし、それが分からない。全く新しい事をやるケースはどうでしょう。

2.現代には目標設定+フォアキャスティングの方が適切

新しくチャレンジすること、新しい取り組み、イノベーション

これらの場合は、目標(ビジョン)を掲げるが、バックキャストするのではなく、その実現のために今何をする必要があるか?

と考え、PDCAを高速で繰り返した方が、気づきも多く、早く目標に近づくでしょう。


3.まとめ

バズワード(何かしょっちゅう聞くが、どういう定義かよく分からない言葉)は色々なタイミングで現れては、消えていきます。

バズワードだから重要ではなく、それがどういう状況や場合に効果を示すのか。

そういった視点で考えてみると、間違った取り入れ方をしなくて済むでしょう。


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