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2024年イギリス総選挙の結果をグラフで見る。

2024年イギリス総選挙については、イギリスの新聞「ガーディアン(The Guardian)」が公開した「Anatomy of an earthquake: how Labour rose and Tory dominoes fell(地震の解剖:労働党が台頭し、保守党がドミノ倒しになった経緯)」で、詳しく解説しているが、その中で、イギリスのリズ・トラス元首相(Former Liz Truss British Prime Minister)は、議席をなくしたと報告している。

https://www.theguardian.com/politics/video/2024/jul/05/moment-former-tory-prime-minister-liz-truss-loses-seat-video

ただし、その詳しい解説は私たちには、さほど意味がないので知りたい方は、下記のURLからご自由にお読みください。
今回は、米国のCNNでカルロッタ・ドット(Carlotta Dotto)、クリスチャン・エドワーズ(Christian Edwards)、ローレン・セイド・ムーアハウス(Lauren Said-Moorhouse)が2024年07月05日に公開した2024年イギリス総選挙の結果をグラフを紹介して終わりにしようと考えている。

イギリス国民が圧倒的な票数で14年間続いた保守党政権に終止符を打ち、労働党が圧勝したことで、イギリス政治の地殻変動が起きた。

労働党の勝利は、ごく最近まで同党が想像していたよりも大きなものだ。2019年の前回総選挙では、労働党は80年以上で最悪の敗北を喫し、長い間政治的に低迷すると思われた。

しかし、労働党はその後、次期イギリス首相となるキール・スターマー(Keir Starmer)のリーダーシップのもと、再建を果たした。

2024年イギリス総選挙結果
650議席中644議席が確定
国民はイギリスの全650選挙区で国会議員を選出する投票を行った。政党が過半数政府を形成するには、326議席を獲得する必要がある。

イギリスの小選挙区制では、イングランド(England)、スコットランド(Scotland)、ウェールズ(Wales)、北アイルランド(Northern Ireland)の650の選挙区の住民が、地域を代表するMP(member of parliament/国会議員)を選ぶ投票を行った。投票は一晩で集計され、最終結果は金曜日まで集計される。

政党が正式に勝利するには326議席が必要で、労働党は2024年07月05日金曜日の現地時間午前5時頃にこの節目をクリアし、新政権は次期議会で圧倒的多数を占めることになる。

イギリスの選挙制度では、政党が獲得した議席の割合と一般投票の割合に大きな差が見られることがある。

ある政党への支持、または別の政党への反感が全国でほぼ均等に広がっていれば、議会で圧倒的多数を獲得するために一般投票で大きな割合を獲得する必要はない。

2024年イギリス総選挙における議席の増減
644/650議席が発表
保守党は前回の選挙で圧勝し、前回議会を楽勝で終えた。しかし、今回は労働党が数百議席を獲得すると予想しており、自由民主党と改革党も保守党の票を脅かしている。

2024年07月04日---イギリス総選挙、きょう投開票
2024年06月28日---イギリス選挙:イギリス経済と他のOECD諸国の比較
2024年06月24日---イギリス4党党首が討論番組。
2024年06月17日---イギリス保守党もドタバタ!支持率で3位転落。
2024年06月04日---イギリスの首相と労働党党首の討論が、2024年06月04日と26日にTV放送。
2024年05月22日---イギリス与野党が、選挙戦開戦。
2024年01月19日---2024: スーパー選挙の年。

https://edition.cnn.com/2024/07/04/uk/uk-election-results-tracker-map-2024-intl/index.html
https://www.theguardian.com/politics/article/2024/jul/05/earthquake-general-election-uk-timeline

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