京都大学、林愛明元教授の論文4本、データの捏造や改ざんの研究不正を発表。

毎日新聞は2021年09月28日に、2016年の熊本地震に関連して、林愛明(Graduate School of Science professor Aiming Lin)理学研究科元教授が発表した論文4本について、データの捏造や改ざんの研究不正があったと発表したと報告した。

https://time-az.com/main/detail/75280

京都大学は林愛明に論文の撤回を求め、2021年09月28日付で懲戒解雇相当とする処分を出した。
京都大学大によると、不正を認定したのは、林愛明元教授らが2017年から18年にイギリスの科学誌などに発表した、熊本地震で現れた断層や亀裂を解析した論文4本で、地図上で亀裂の位置を示した点の集まりを大量にコピー・アンド・ペーストしたり、棒グラフの形を書き換えたりするなどの捏造や改ざんが、4本で計37カ所あった。

京都大学は、共著者への聞き取りなどから、林愛明元教授が捏造や改ざんを実行したと判断した。

データを自身の学説に沿うようにする意図があったとみている。

林愛明元教授は、京大の調査に応じなかったという。
林愛明元教授は、2016年に発表した別の熊本地震関連の論文に研究不正があったとして、2019年に停職1年の懲戒処分を受けた後、2020年に京大を退職しているが、2021年09月28日付で懲戒解雇相当とする処分を出された。

また、毎日新聞の別の記事によるとの2019年03月27日に米国の科学雑誌「Science in October 2016」に発表した論文でも筆頭著者を務め、告発されていた。
地震地質学を専門とする大学院理学研究科の林愛明教授(Graduate School of Science professor Aiming Lin, who specializes in earthquake geology)は、「"ケアレスミス "をしただけ」と告発を否定していた。

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Graduate School of Science professor Aiming Lin, who specializes in earthquake geologyで検索すると、researchmap Aiming Linが見つかり過去の発表が明らかになった。

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