世界の債務残高が過去最高のUS$226兆に到達。

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IMF(International Monetary Fund/国際通貨基金)が定期的に公開している「IMFBlog」は2021年12月12日に、政策立案者は、高額の債務とインフレの上昇を前にして、適切なバランスをとらなければならない。

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2020年には、世界的な健康危機と深刻な不況に見舞われ、世界の債務がUS$226兆に増加し、第二次世界大戦以来、1年間で最大の債務急増が観測された。危機の前から債務は上昇していたが、今、各国政府は過去最高水準の公的・私的債務、新たなウイルス変異、インフレ上昇の世界を切り抜けなければならないと報告した。

https://time-az.com/main/detail/75831

IMFのGDD(Global Debt Database)の最新版によると、世界の債務は28ポイント増加し、2020年にはGDPの256%に達する。

政府による借入は増加分の半分強を占め、世界の公的債務比率は過去最高のGDP比99%に跳ね上がった。また、非金融法人や家計からの民間債務も過去最高となった。

特に先進国での債務増加は顕著で、公的債務は2007年のGDP比約70%から2020年には同124%に増加する。
一方、民間債務は、同期間にGDPの164%から178%へと、より緩やかなペースで増加している。

公的債務は現在、世界の債務全体の約40%を占め、1960年代半ば以降で最も高い割合を占めている。
2007年以降の公的債務の累積は、政府が直面した2つの大きな経済危機、まず世界金融危機、そしてCOVID-19の大流行が主な原因である。

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日本経済新聞 電子版は2021年12月16日に、FRB(Federal Reserve Board/連邦準備理事会)は2021年12月15日に、1カ月前に始めたばかりの量的緩和縮小(テーパリング)を加速する異例の政策修正に踏み切った。
想定を超えるインフレが広がり、終了時期を前倒しして早期利上げに備える。
後手に回った政策修正の先には、膨張した債務を抱える世界経済の金利上昇に対するもろさが待ち受け、景気が冷え込むリスクもちらついていると報告した。

さて、次はどこがどう動く!

日本はどうする。

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