北朝鮮が「数発」のミサイルを発射。米兵については沈黙。

DigitalCreator

2023年7月22日 20:13

France24は2023年07月22日に、韓国軍の発表によれば、北朝鮮は土曜日に西の海上に向けて巡航ミサイルを数発発射したと報告した。

北朝鮮はここ数ヶ月のミサイル発射に加え、今週、重武装した朝鮮国境を越えて北に侵入したアメリカ人兵士の運命について、5日目も公の場で沈黙を守った。

韓国の合同参謀本部は、ミサイル発射は午前4時ごろから検知されたと発表したが、発射されたミサイルの数や飛距離については直ちに報告しなかった。米韓両軍が発射を綿密に分析しているという。

北朝鮮は近年、新たに開発した巡航ミサイルを「戦略ミサイル」としてテストしており、核武装の意図を示唆している。

専門家によれば、これらの兵器の主な任務は、海軍の資産や港湾を攻撃することだという。小型飛行機のように飛行し、レーダーに探知されにくい地形に沿って移動するように設計された巡航ミサイルは、南側のミサイル防衛を圧倒することを目的とした北朝鮮の兵器のコレクションが増えている。

北朝鮮と韓国の緊張はさらに悪化するのか？

水曜日、北朝鮮は首都平壌近郊から2発の短距離弾道ミサイルを発射した。ミサイルは約550キロ（340マイル）飛行し、朝鮮半島東方の海域に着弾した。

これらのミサイルの飛行距離は、平壌から韓国の港湾都市釜山(Busan)までの距離とほぼ一致した。釜山では火2023年07月18日火曜日に、アメリカの原子力潜水艦ケンタッキー(USS Kentucky)が1980年代以来初めて韓国を訪問した。

また2023年07月18日火曜日は、アメリカ兵のトラビス・キング兵曹(Pvt. Travis King)が南北間の休戦村を視察中に、国境を越えて北朝鮮に疾走した。

北朝鮮の国営メディアはまだキング兵曹についてコメントしておらず、キング兵曹がどこに収容され、どのような状態にあるのかを明らかにするよう米国が求めても、北朝鮮は応じていない。

米国政府高官は、北朝鮮が過去に何人かのアメリカ人抑留者を手荒く扱ったことを考慮し、キング兵曹の健康状態に懸念を表明している。北朝鮮がキング兵曹の拘束を長引かせることで、最大限の影響力を行使し、キング兵曹の解放を確保するためのアメリカの努力に緊急性を持たせる可能性がある。

一部の専門家によれば、北はキング牧師をプロパガンダに使ったり、ワシントンから政治的・安全保障的譲歩を引き出すための切り札として使ったりする可能性があるという。

「これだけ多くのピースが動いている以上、単なる出来事の相関関係で因果関係を決めつけないことが重要である。
しかし、北朝鮮のミサイル挑発は、トラヴィス・キングの解放を確保するための容易な交渉を予感させるものではありません」と韓国の梨花大学教授レイフ＝エリック・イーズリー(Leif-Eric Easley, a professor at South Korea's Ewha University)は言う。

「無許可の国境越えは、人員を危険にさらし、政治的、さらには軍事的な事件を引き起こす危険性があり、北朝鮮の人質外交に利用される可能性もある。

米国と韓国は合同軍事演習を拡大しており、2022年に入ってから約100発のミサイルを試射している北朝鮮に対する力の誇示として、爆撃機、空母、潜水艦といった米国の戦略的資産の地域配備を拡大することで合意している。

同盟国はまた、核の脅威が高まっているという韓国国民の不安を和らげ、独自の抑止力を追求すべきだという韓国内の声を抑えることを部分的に目的とした、新たな核有事計画会議(kicked off new rounds of nuclear contingency planning meetings)を開始した。

北朝鮮の国防相は木曜日、ケンタッキー号の韓国への停泊が北による核攻撃の根拠となりうることを示唆するベールに包まれた脅しを発表した。北朝鮮は以前にもこのような暴言を吐いたこともあるが、今回の発言は現在の関係がいかに緊張しているかを浮き彫りにした。

韓国国防省は金曜日、ケンタッキー号の配備とワシントンとソウルの核有事計画会議を、北朝鮮の脅威に対抗するための「防衛的対応策」だと説明した。同省は声明で、北による同盟国への核攻撃は「即時、圧倒的かつ決定的な対応......北朝鮮の体制に終止符を打つことになるだろう」と「強く警告」している。

2023年07月18日---韓国で暴行罪により、2ヶ月間服役していた米陸軍二等兵が、北朝鮮に逃亡。

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