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米国、アラスカ上空で「高高度物体」を撃墜したとホワイトハウスが発表。

香港の英字新聞「SCMP(South China Morning Post/サウス・チャイナ・モーニング・ポスト/南华早报/南華早報)」は2023年02月11日に、国家安全保障会議のジョン・カービー報道官(National Security Council spokesman John Kirby)は、バイデン大統領(President Biden)は「慎重を期して」命令を出したと言ったと報告した。

米国は物体の所有者を知らない。
物体は4万フィート上空を飛行しており、民間航空機の安全に「合理的な脅威」を与えている、とカービー報道官は付け加えた。

ホワイトハウスは2023年02月10日金曜日に、米国がアラスカ上空の無人高高度物体を撃墜したと発表した。

ジョー・バイデン米大統領が国防総省に、監視ツールとみなされる中国の気球を落とすよう命令してからやっと一週間後のことである。
国防総省によると、北米航空宇宙司令部(North American Aerospace Command/通称ノーラッド/Norad)は、2023年02月09日木曜日からその物体を追跡していたとのことである。
国家安全保障会議のジョン・カービー報道官は、ホワイトハウスのブリーフィングで記者団に、「米北方軍に所属する戦闘機が物体を撃ち落とした」と述べた。国防総省は、F22が東部標準時の午後1時45分にその物体を撃墜したと発表した。

ノーラッドと聞くと、サンタクロースを思い出す人も多いが、季節外れである。

CNNは2023年02月11日に、アメリカの国家安全保障当局は、最高司令官がこの行動を取ることを米軍に承認させたことを明らかにした直後だったと伝えている。

アメリカの戦闘機がアメリカ領空を飛行する物体を撃墜したのは1週間弱で、中国の風船に続いて2回目である。

今回、大統領はアラスカ付近の物体を迅速に撃墜するため、より決定的な行動を取ったが、物体の起源とその機能に関する重要な疑問はまだ解決されていない。

米国政府関係者によると、2023年02月09日木曜日に物体が最初に検出された後、F-35戦闘機が調査のために派遣されたとのことである。

ロシア空軍の逃亡兵の可能性は、それほど長時間飛べないことから、否定されたことだろう。

ジョン・カービー戦略コミュニケーション調整官(National Security Council coordinator for strategic communications John Kirby )は、物体は高度4万フィートで飛行しており、「民間飛行の安全に対する妥当な脅威を与えている。」と述べた。

米国当局は、この物体はアラスカ北岸から約10マイル離れたカナダ国境付近の凍てついた北極海域で墜落したと言っている。米国は破片を回収することを期待しているとカービーは述べた。

アラスカのエルメンドルフ・リチャードソン統合基地(アラスカのエルメンドルフ・リチャードソン統合基地(Joint Base Elmendorf-Richardson in Alaska)からのF22戦闘機が、「東部標準時の今日午後1時45分に、米国の領海上の米国主権空域内で」物体を撃墜したと、ペンタゴン報道官のパット・ライダー空軍准将(Pentagon press secretary Air Force Brig. Gen. Pat Ryder)が金曜日に記者団に語った。

パット・ライダー空軍准将は、国防総省はこの物体の 「能力、目的、起源」について詳細を把握していないと述べた。

また、米北部軍アラスカ司令部(US Northern Command’s Alaska Command)は、アラスカ航空州兵(Alaska Air National Guard)、連邦航空局(Federal Aviation Administration)、連邦捜査局(Federal Bureau of Investigation)の支援を受けて作戦を調整したとライダーは述べた。

https://www.scmp.com/news/china/article/3209845/us-shoots-down-high-altitude-object-over-alaska-white-house-says
https://edition.cnn.com/2023/02/10/politics/biden-alaska-military-down/index.html

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