中国が約束していた、フィリピン鉄道整備融資は交渉難航。

香港の英字新聞「SCMP(South China Morning Post/サウス・チャイナ・モーニング・ポスト/南华早报/南華早報)」のマリア・シオウ(Maria Siow)は2023年11月11日に、南シナ海の緊張が原因か？フィリピンと中国の関係で、中国が、マニラへの中国鉄道資金提供を中止すると報告した。

フィリピンはUS$50億相当の鉄道プロジェクトを中止する際、海上での争いではなく、資金調達を巡る中国の足の引っ張りを理由に挙げた。
しかし、観察者らは、マニラが係争中の水路での撤退を拒否したことが、中国政府が現金の支払いを保留させた原因だと推測していると報告した。

マニラの中国の首席特使である黄錫蓮(Huang Xilian, China’s top envoy in Manila,)に宛てた政府の書簡は、ミンダナオ島最南端の島で、US$14億鉄道建設計画に太い赤い線を引いており、丁寧かつ明白であり、フィリピンは「もはや追求する気はない」と述べた。」

中国は100kmトラックへの資金提供を長年約束していた。
アナリストらは、フェルディナンド・マルコス・ジュニア大統領(President Ferdinand Marcos Jnr )が切望されている鉄道網の資金調達として約束していた中国からの数十億ドルの融資をキャンセルする中、南シナ海の領土を巡る紛争がマニラと中国の関係をいかに悪化させているかを示す新たな兆候だったと分析している。

そして中国はインフラプロジェクトへの資金パイプラインを絞めている。
フィリピンはインフラ整備の切実な必要性を優先しており、より広範な地政学が戦略を動かしているようだ。

フィリピン運輸大臣ハイメ・バウティスタ(Philippines Transportation Secretary Jaime Bautista)は、中国はもはや関心がないようだ。そこで他のパートナーを探しると述べている。

2023年12月02日---習近平国家主席、東シナ海の司令部訪問で、領土主権を「断固として守る」よう指示。

https://www.nna.jp/news/2594932
https://www.scmp.com/week-asia/politics/article/3241067/philippines-china-relations-manila-cancels-billions-chinese-rail-funding-are-south-china-sea