カンボジアの伝統武術クンクメール国際連盟の加盟急増。

2023年2月9日 18:59

カンボジアの新聞「プノンペン・ポスト(The Phnom Penh Post)」は2023年02月02日に、先祖伝来の武術クン・クメールの連盟に約50の州が加盟し、全員が訓練に参加することになったと報告した。

KKIF(Kun Khmer International Federation/クンクメール国際連盟)は、1週間余りの間に、従来の29カ国に加え、新たに20カ国からの加盟要請を受理した。これは、カンボジアが主催する第32回SEA(Souheast Asian/東南アジア競技大会)で、クン・クメールが紹介されたことがきっかけであった。

武術クンクメール連盟の責任者であるミーム・ラ(Meam Ra, head of the federation)は、「ここ数日、多くの国から連盟への加盟の申し出があり、現在では50名近い会員がいます。国際的なメディアからも問い合わせがあり、先祖伝来の武術の歴史を知りたがっています」と、語った。

彼は、申請者はそれぞれの国の代表として認定を受ける資格もあるが、中にはカンボジアがクン・クメールを主張していることを試したい者もいるようだ、と付け加えた。

また、他国からの代表者数名は、クン・クメールがカンボジアに長く存在していることの根拠を求め、その起源は〜近隣諸国のいずれかではないかとの疑念を抱いた。

「私たちは、この芸術の歴史を説明し、カンボジアとその人々との古くからのつながりを示す明確な証拠を提示しました。アンコールワット(Angkor Wat)や他の古代寺院の彫刻、そしてカンボジアの起源を示す多くの文献を紹介することができました。」

「さらに、クンルボカトル(Kun Lbokator)は2022年11月29日、ユネスコの人類無形文化遺産リスト(UNESCO List of Intangible Cultural Heritage of Humanity)に登録されました。このことも、クン・クメールを自分たちのものとして主張する権利を確信させ、全員が参加してくれました」と付け加えた。

彼は、すべてのメンバーがこのスポーツの伝統を守らなければならないと明言した。つまり、クメールのユニフォームとヘッドピースを着用し、試合では伝統的な音楽を演奏しなければならない。連盟は、新メンバーの選手を育成するためにコーチを派遣する準備を進めている。

「50カ国近くが加盟したことは、大きな成功です。現在、人が住む6つの大陸すべてから要請が来ており、しばらくは新たな要請を停止する予定です。」と述べた。

「東南アジア競技大会の開催準備で非常に忙しいため、要請を50に限定しているのです。

東南アジア競技大会の開催準備に追われているためです。大会後は、より多くの国々にクン・クメールというスポーツに興味を持ってもらえるよう、さらに努力します」と付け加えました。

1月26日に行われたベトナム、フィリピン、ラオス、ミャンマー、マレーシア、インドネシア、カンボジアの8カ国による特別会合では、東南アジア競技大会でのクンクメールの試合について、男子11階級、女子8階級の計19階級が決定された。

CAMSOC(Cambodian SEA Games Organising Committee/カンボジア東南アジア競技大会組織委員会)のヴァース・チャムロウン(Vath Chamroeun)事務局長は、カンボジアはクン・クメールの範囲をゲーム以外にも拡大する意向であると述べた。

「私たちはKKIFを設立し、国際的なトーナメントの場へと移行することができるようになりました。私たちの願いは、クン・クメール戦士が世界中で競技することを奨励することです。その結果、世界中の人々がこのスポーツを始めるきっかけになればと願っています。」と、彼は付け加えた。

確かに対ボクシングにも似ているが、アンコールワットの遺跡やクンクメールという名称から、クメール民族の格闘技のようである。

喧嘩をしないで、仲良くアジア文化として、お互いに発展することを祈る。

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