見出し画像

カンボジアのフン・セン首相。イルカゾーンの村人に「特典カード」を付与する予定。

カンボジアの新聞「プノンペン・ポスト(The Phnom Penh Post)」は2023年03月26日に、イラワジイルカ(Irrawaddy dolphin)の保護活動家たちは、当局がイラワジイルカ保護区に住む人々にIDプアカード(ID Poor cards)を提供するようフンセン首相(Prime Minister Hun Sen)が勧告したことに、フンセン首相も強い支持を表明しました。

フン・センは、2022年の仕事の成果を確認し、2023年の計画を立てるために2023年03月24日に開催された農林水産省の年次総会で演説した。


「漁をやめるためのインセンティブとして、彼らにIDプアカードを提供すべきです。そうしなければ、彼らは唯一の収入源である漁網を使い続けることになる。政府は彼らを支援する余裕があるし、イルカの生息数を守るためにも必要だ。」と、2023年03月24日の農林水産省の年次総会で挨拶しながら述べた。

「行政的な措置だけでは不十分です。保護区でまだ漁をしている家族が何人いるのかを見極め、彼らのために新たな雇用を創出する計画を立ててほしい。」と付け加えた。

既にその動きは、いくつか明らかになっている。例えばクラティエ(Kratie)の蜂蜜「ワイルドハニー(Wild Hany)」のブランド化と、販路開発なども行われている。

水産庁漁業保全部のウク・ビボル部長(Ouk Vibol, director of Fisheries Conservation Department of the Fisheries Administration)は2023年03月26日に、政府はイラワジイルカの生息地から付加的な環境圧力を取り除くことを優先してきたと述べた。

「これは重要な仕事です。メコン川にはイルカの繁殖地となりうる渓谷が100近くあり、同じ地域には1,300を超える漁業家族がいます。イルカの死因の90%以上が漁網によるものとされています。」とも述べた。

IDプアカードが発行され、地元の家族が新たな生計を立てることで、イルカの死亡率が減少することが期待されます。」と述べた。

「私は、IDプアカードの発行と代替雇用の提供という首相の提言を支持します。これらは、イラワジイルカの個体数を脅かしている違法な漁業をなくすための最も確実な方法と思われます。」と締めくくった。

WWF(World Wide Fund for Nature/世界自然保護基金)カンボジア支部長のセン・ティーク(Cambodia country director Seng Teak)は、希少な哺乳類を救うためには、カードを発行し、地元の家族に新しい生計を提供することが不可欠であることに同意した。

「しかし、その家族が本当に困窮しているかどうかを確認することが重要だと思います.」と、セン・ティークは語った。

今もイラワジイルカの個体数は減り続けている。

誰かもっと良いアイディアはないかね〜

完全な解決策がまだ見つかっていない。

カンボジアの平賀源内を探せ、特産品と経済のリスト化が求められている。

2023年03月25月---パンダの遊び場になる中庭付巨大ウッドパビリオン。
2023年02月28日---メコン川のイルカ保護区に厳格な規則が制定された。
2023年01月10日---2022年は、中国の高温日が過去最多を記録。
2023年01月05日---コンポンチャムの養蜂家のビジネスが開花。
2023年01月04日---カンボジアには、イルカが90頭生息している?
2022年12月28日---宇宙で繰り広げられる最新の表面水と海洋地形観測衛星のカメラ。
2022年12月20日---セラは、カンボジア産胡椒に、スパイスを加える。
2022年12月16日---NASAが地球上の水を調査する国際ミッションを開始。
2022年11月04日---アンコールワットの堀で南米産の大型肉食獣「ピラルクー」を発見。
2022年10月10月---カンボジアの2022年01-09月期、輸出がUS$170億を突破。
2022年09月15日---カンボジアに続いて日本の川などにエイ出没情報多発
2022年08月25日---岐阜市の企業がカンボジアで、ホテイアオイを原料にバイオエタノール生産開始。
2022年07月22日---米欧の衛星で世界初の全球淡水調査。
2022年07月13日---プレアビヒアの野生の蜂蜜は、持続可能な金か?
2022年07月04日---今度はメコン川で、巨大なサーモンを発見。
2022年05月22月---大航海時代の食の宝石、カンボジアの胡椒の実輸出が79%増加。
2022年05月15日---今年になって、3頭目のイルカの死体発見!
2022年05月09日---メコン川で漁師が、巨大な淡水エイを誤って釣り上げてしまった。
2022年02月15日---最後の1頭:チェウテイルのイラワジイルカが死亡。
2022年01月28月---価格高騰で、胡椒主要生産国のベトナムは胡椒輸出額は42%増。
2021年10月25日---ラオスとカンボジアの国境イルカが1頭だけになてしまった。
2020年08月25日---保護されていると聞いていたカンボジアでも、イルカは漁業の脅威に直面。
2020年06月03日---カンボジア、毎年起こる電力不足の季節が近い。
2020年05月23日---カンボジアで発見された希少なカメの営巣!?
2019年05月21日---NHK、ミャンマーのアヤヤワディ・イルカ保全ドキュメンタリーを撮影。
2019年03月25月---カンボジア王国の黒胡椒は国際市場に目を向けた。
2019年03月18月---カンボジアのSela Pepperは、アジアとヨーロッパで新たな市場を狙う。
2019年02月11月---カンポットのペッパー収量で、豊作が見込まれる。
2019年02月01日---カンボジアのクラティで、赤ちゃんイルカ発見!
2019年01月24日---カンボジアのナショナル・グリッドが、来年全国に到達。
2018年12月27月---カンボジアの胡椒協会は、収穫の少ない胡椒の販売を報告。
2018年04月23日---カンボジアの絶滅危惧種のカワゴンドウ、「歴史的」な個体数増。
2018年04月10日---揚子江のスナメリは独立種、遺伝子変化で淡水に適応。
2017年12月09日---ヨウスコウワニ1万匹、越冬のための「お引越し」
2015年06月21日---地球は、6番目の大量の絶滅のふちに立っている。
2014年09月15日---揚子江の古代のチョウザメは「ほぼ消滅。」
2014年06月03日---ブラジル,アマゾンの淡水「ピンク・イルカ」の殺害をやめる計画。
2006年12月14日---揚子江の川イルカ絶滅宣言を発表した。

https://www.phnompenhpost.com/national/hun-sen-plans-grant-benefit-cards-dolphin-zone-villagers
https://www.phnompenhpost.com/national/hun-sen-offers-id-poor-cards-incentive-halt-fishing-dolphin-habitat
https://opendevelopmentcambodia.net/news/hun-sen-offers-id-poor-cards-as-incentive-to-halt-fishing-in-dolphin-habitat/#!/story=post-172880
https://www.thestar.com.my/aseanplus/aseanplus-news/2023/03/27/hun-sen-plans-to-grant-benefit-cards-to-dolphin-zone-villagers

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?