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ロシアで武装反乱を起こしたワーグネルのボス、エフゲニー・プリゴージン

この情報を、どこのメディアで読むべきかと考えた。

そこで、France24を採用した。

France24は2006年12月06日にスタートした24時間テレビで、フランスがCNNとBBCに挑戦する夢の24時間TV放送「CII」を2006年12月から開始することになっていて、放送で利用される言語は、英語、フランス語、アラビア語であることはわかっていたが、皮肉週刊誌「Le Canard Enchaine」がCIIのヘッドを務めるジャンピエール・パオリ(Jean-Pierre Paoli)に問い合わせて、とんでもない恥ずかしい返事が返ってきたと、イギリスのThe Telegraphが2006年03月16日に報告した。

「France 24」の使用言語については、1チャンネルがフランス語、もう1チャンネルが英語の2チャンネル方式で、最高経営責任者Alain de Pouzilhacは、「私たちの任務はフランスの目で世界的なニュースをカバーすることになっています。」と報告している。チャンネルは水曜日の晩にパリのチュイルリー庭園(Tuileries Garden)の祭りで紹介され、3ヶ国語のフランス語、英語、およびアラビア語のビデオ・オン・デマンド・コンテンツでウェブサイトを開設した。放送は衛星を通してヨーロッパ、中東、およびアフリカに送られ、初めに90以上の国の約7500万の家庭に配信される。「France 24」は2007年に、北米とアジアに広げ、アラビア語、スペイン語の放送を加えることを予定し、本格的にCNNやBBCと競争することになる。

Media Network Weblogは2007年02月13日に、AFPが国際的なテレビの通信社、ブロードキャスター、インターネット・プロバイダ、および携帯電話オペレータを対象にしたAFPTVを開始したと報告した。AFPのCEOピエール・ルエット(Pierre Louette)は記者会見で、「マルチメディア・クライアントは政府機関の開発をもとめ、ますます多くのビデオ・コンテンツが欲しいと言っている。」と報告している。さらにライバルであるロイターやAPと敵対するのではなく、徹底するための補足的通信社と考えていることも補足した。

クウェートのKuna(Kueit News Agency)は2007年3月22日に、フランスの24時間テレビ「France 24」が2007年4月2日からアラビア語放送を開始し、4時間のノンストップ・ニュース・サービスを提供すると発表したと報告した。France 24が発表したリリールによれば、独立したサービスとして提供し、現地時間で進行中の事件、経済情報、文化、素ポーチ、天気などの番組を配信すると報告している。記事内容は、アラブの11カ国に駐在する22人のジャーナリスト・チームによってまとめられ、インターネットと衛星放送で配信される。

つまり、独自ニュースだけではなく、あらゆるメディアと提携し、それに加えて独自ニュースも配信するメディアになった。
マルチメディア・インターネット事典で、私が2008年11月30日に書いた「France24」の紹介記事の一部である。

今回もFrance24 with AP, AFP and Reutersの記事から紹介している。

この方式は、Google Print(Google Book Searchに名称変更)に対して、ヨーロッパ文化がアングロサクソンに破壊されるとまでいっていたのに、その方式を採用した24時間放送として、最も少ない予算で実現し、スタッフも少ない未来の24時間TV放送を実現した。

オランダのMedia Networkは2008年07月25日に、ヨーロッパで放送されているTV放送の63%以上はヨーロッパの放送局で制作され、36%以上は、ヨーロッパの独立系プロデューサーによって制作されていると報告した。

つまり、全部抱え込むより合理的である。

NHKもNIHON24にすべきである。あんなくだらないのを止めれば、10分の1以下の予算で実現できる。

では、ここからFrance24の記事を紹介する。

ロシアで武装反乱を起こしたワーグナーのボス、エフゲニー・プリゴージン
ロシアの傭兵グループ「ワグネル」のボス、エフゲニー・プリゴジン(The head of the Russian Wagner mercenary group, Yevgeny Prigozhin)は、ロシアの国防相を追放する試みの一環として、一夜にしてロシアの都市ロストフ・オン・ドンを掌握したと語った。ウクライナでの戦争遂行をめぐって緊張が高まっていた数カ月の後、この62歳の男がモスクワの軍部に対して公然と挑戦したと2023年06月24日に報告した。

ワグネル傭兵部隊のチーフ、エフゲニー・プリゴジンは土曜日未明、ロシア軍がウクライナでの軍事作戦を監督する前哨基地のひとつを置く人口100万人以上の都市ロストフ・オン・ドン(Rostov-on-Don)にあるロシア軍司令部を制圧したと発表した。

プリゴジンは、セルゲイ・ショイグ国防相(Russian Defence Minister Sergei Shoigu)とヴァレリー・ゲラシモフ陸軍参謀総長(armed forces Chief of Staff Valery Gerasimov)が、ウクライナ国境に近いロストフで会うことを要求した。

プリゴジンが公然と反旗を翻したのは、金曜日にロシア軍がウクライナのワグネル基地を攻撃したと非難した後のことだった。

「国の軍事指導部がもたらす悪を止めなければならない」とプリゴージンは言った。

これでは、ウクライナやイギリス、フランス、ドイツが期待するようなクーデターではない。

土曜日の朝、ロシアのプーチン大統領は国民に向けたテレビ演説で、ワグネル傭兵による武装反乱を「反逆(treason)」「背後からの刺客(stab in the back)」と呼び、責任者を処罰すると宣言した。

ロシアの治安当局は、モスクワとその周辺地域で「反テロ作戦(anti-terror operation)」を開始すると発表した。

全部勘違いのようだ。

高まる緊張

プリゴージンの動きは、ここ数ヶ月の間にワグネル・グループとモスクワ軍との間に対立が高まっているという報告の中で起こった。

プリゴジンは、ウクライナ東部での限られた戦果のために多くの犠牲者を出した戦闘の先頭に立ち、国防省との激しい権力闘争に巻き込まれてきた。

彼は以前、ロシア軍がワグナーから勝利を「奪おう(steal)」としていると非難し、モスクワの「巨大な官僚主義(monstrous bureaucracy)」が現場の進展を遅らせていると非難した。

また、モスクワが十分な弾薬を提供していなかったとして、多くの戦闘員が死亡したことについて、ショイグ国防相や他の高官を非難した。

戦闘から逃げていると批判されているロシアの将軍たちとは異なり、ずんぐりむっくりで禿げ上がったプリゴジンは、最前線にいるとされる傭兵たちと一緒に写真を撮るのが常である。

今年初め、彼はSU-24戦闘機のコックピットからの写真をソーシャルメディアに投稿し、ウクライナのヴォロディミル・ゼレンスキー大統領(Ukrainian President Volodymyr Zelensky)に空中戦を挑んだ。

無理だよ〜
ゼレンスキー大統領は口だけで戦争している。
ジェット機を操縦できるのか?

プーチンの故郷サンクトペテルブルク出身の元ホットドッグ売り(former hotdog seller)は、ソ連時代に10年近く投獄されていたが、長年、ワグナーとの関係を否定していた。

しかし2022年09月、彼は自分が戦闘部隊を創設し、サンクトペテルブルクに本部を開設したことを認めた。

2022年、刑務所の中庭でプリゴージンに酷似した禿頭の男が、囚人たちにウクライナで戦う契約を冷ややかな条件付きで持ちかけている映像が流れた。

密接な関係

しかし、プリゴージンが卑しい生い立ちにもかかわらず急速に権力を握ったのは、プーチンの支援なしにはありえなかった。

ソ連末期、プリゴージンは詐欺と窃盗で有罪判決を受け、9年間服役した。

その後、ホットドッグスタンド、高級レストランを経営し、プーチンの関心を集めた。
プーチンの最初の任期中、ロシアの指導者はフランスのジャック・シラク大統領(当時)を連れてそのレストランで食事をした。

プーチンは2010年、プリゴージンが国営銀行から多額の融資を受けて工場を開設するのを支援した。プリゴージンはまた、数年にわたりクレムリンのイベントでケータリングを提供し、「プーチンのシェフ」と呼ばれた。

野党代表で汚職撲滅運動家のアレクセイ・ナヴァルニー(Alexei Navalny)は2017年、プリゴージンの会社が国防省の約US$3億8700万の契約に入札し、独占禁止法に違反したと非難した。

不透明な詳細

プリゴジンは国家契約によって築かれた巨万の富を持つ億万長者だと言われているが、その富の範囲は不明である。噂される彼の財産の一部は、アフリカとシリアにおけるワグナーの事業からもたらされている。

フランスの新聞『リベラシオン(Libération)』による2018年の調査によると、プリゴジンはロシアの準軍事組織がイスラム国の過激派から奪還を支援したガス田と油田からの収入の25%を受け取っていたという。

ワグネル・グループの傭兵たちは、プリゴジンが間接的に支配する会社が運営している疑いのあるスーダンの金鉱を保護していると伝えられている。

ワシントンはプリゴジンとインターネット・リサーチ・エージェンシーの従業員に制裁を科し、プリゴジンがインターネット上の「トロール工場(troll factory)」を通じてアメリカの選挙に干渉していると非難した。

プリゴジンはいかなる関与も否定し、2020年にUS$500億の補償をアメリカに要求した。彼は2023年02月、ようやくインターネット・リサーチ・エージェンシーを設立したことを認めた。

プーチン大統領は、頭の熱を冷まそう。

誤解だ〜

2023年6月24日---プーチン大統領、国民向け演説でワグネル傭兵団を「反逆罪」で非難

https://www.france24.com/en/europe/20230624-portrait-yevgeny-prigozhin-the-man-leading-an-armed-rebellion-in-russia
https://www.france24.com/en/tag/wagner-group/
https://www.france24.com/en/tag/russia/
https://www.france24.com/en/tag/ukraine/
https://www.france24.com/en/tag/vladimir-putin/
https://www.france24.com/en/europe/20230316-battle-for-bakhmut-highlights-divide-between-wagner-mercenary-chief-and-the-kremlin
https://www.rferl.org/a/wagner-video-russian-officer-tensions-army/32445407.html
https://www.france24.com/en/europe/20230624-wagner-chief-urging-uprising-against-russia-s-generals-has-long-ties-to-putin
https://www.economist.com/the-economist-explains/2022/09/29/who-is-yevgeny-prigozhin-the-man-behind-the-wagner-group
https://www.liberation.fr/planete/2018/03/12/mercenaires-russes-du-donbass-a-damas-des-heros-pas-assez-discrets_1635677/
https://edition.cnn.com/2023/02/14/europe/russia-yevgeny-prigozhin-internet-research-agency-intl/index.html

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