中国の李克強元首相、心臓発作で死去。

香港の英字新聞「SCMP(South China Morning Post/サウス・チャイナ・モーニング・ポスト/南华早报/南華早報)」のジュン・マイ(Jun Mai)、ウェンディ・ウー(Wendy Wu)、ユユ・ダン(Yuanyue Dang)、フランク・タン(Frank Tang)は2023年10月27日に、国営メディアは、元指導者が、前日に上海で心臓発作を起こし、金曜日に死亡したと報じている。

李克強元は民間経済と海外投資を一貫して推進してきた。5年の任期を2期務めた後、2023年03月に辞任した。

2023年03月に辞任した中国の元首相李克強(Li Keqiang)が金曜朝、上海で68歳で死去した。
国営放送CCTVは、李氏がその1日前に心臓発作を起こしたと報じている。

李は首相としての10年間、膨張する政府債務、米国との貿易摩擦、新型コロナウイルスのパンデミックなどを特徴とする困難な時期を乗り越え、世界第2位の経済大国を舵取りした。

李は3月に北京で開かれた年次議会の開会式で、首相として最後の政府活動報告を行った。
この議会は中国の憲法で首相の任期に認められている最長である2期5年の任期を満了した。

中国メディアCCTVまたは国営通信社新華社が午前8時過ぎに発表したと報じている。

上海虹橋国際空港と市内中心部を結ぶ延安高架道路は金曜日朝から通行止めとなっており、一部の国家高官が飛行機で上海入りしているのではないかとの憶測が広がっている。

金曜午前9時の時点で、公式メディアを含む中国の主要ウェブサイトのトップページはまだ、通常の追悼の表れである白黒になっていなかった。

また、金曜日午前9時までに、ソーシャルメディアプラットフォームWeibo上で、李の死に関するハッシュタグは7億回近く読まれた。
李に関する投稿では、約30分後に微博の「いいね」ボタンがヒナギクに変わった。

報道機関の投稿ではコメントは厳しく制限されており、ごく一部のコメントのみが表示される。 しかし、再投稿の中には、オンラインのコメント投稿者のほとんどがショックと哀悼の意を表明している。

李の複数の動画がソーシャルメディア上で出回っており、その中には昨年の全人代の記者会見での李の発言も含まれており、その際の李の発言は「長江と黄河の流れが変わらないのと同じように、中国の開放政策は変わらない」だった。

2013年に首相に就任後、一貫して民間経済、海外投資、政府手続きの簡素化を推進してきた。

習近平国家主席(Under President Xi Jinping)の下では、あらゆる分野で共産党の統制を強化するという習近平の推進により、以前は国務院が管轄していた経済問題に関する大きな意思決定権が党機関に吸収された。

後にMei KTVを設立した呉海(Wu Hai)が2015年にネット上に投稿した、中国のビジネス環境について不満を漏らす長い記事が李の注目を集め、指導部の拠点である中南海でのセミナーでの講演に李を招待した。

率直な物言いをする起業家は金曜日、「SCMP」との電話インタビューで故首相を思い出し涙を流した。

「彼はこの国、中国経済、特にビジネス環境のために本当に全力を尽くした」と呉海は語った。 「彼が国のためにしてくれたことが今後も続けられることを願っています。」

在中国米国商工会議所の元会頭ジェームズ・ジマーマン(James Zimmerman, former chairman of the American Chamber of Commerce in China)は午前9時半過ぎにこのニュースに反応し、「悲しい」と述べ、李が副首相だった2008年以来の元首相との会談を回想した。

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https://www.scmp.com/news/china/politics/article/3239355/li-keqiang-former-premier-china-dead