「H3」2号機打ち上げに成功し、衛星分離にも成功。
毎日新聞は2024年02月17日に、JAXA(Japan Aerospace eXploration Agency/国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構)は、2段式の「H3」2号機を鹿児島県南種子町の種子島宇宙センターで2024年2月17日午前9時22分に発射した。
2段式のエンジンは順調に燃焼し、搭載した超小型衛星の分離に成功したと報告した。
これは1994年のH2ロケット以来となり、国産主力機の新たなデビューとなった。
2024年度中に退役予定の現行の主力機「H2A」に代わり、H3は今後20年間の日本の宇宙輸送の中心を担う。
宇宙ビジネス拡大で需要が増す国際的な衛星打ち上げ市場で、競争力確保を目指す。
JAXAは2014年からH3の開発を始め、2023年03月07日に初号機を打ち上げたが、電源系統の不具合で2段目エンジンに着火せず失敗に終わった。
共同開発する三菱重工と共に、部品の絶縁を強化するなどの再発防止策を2号機に施した。
2号機は主目的をロケットの性能確認とし、「試験機」の位置づけ。初号機で失った衛星と重さなどが同じ構造物と、2機の超小型衛星キヤノン電子の超小型衛星「CE-SAT-1E」が搭載され、無事分離したという。
2号機は全長約57m、3号機は全長約63mで、直径約5.2mでH2Aの直径4mより一回り大きい。
打ち上げ費用: H2Aは85〜120億円。H3は約50億円とH2Aの半分程度にする目標だという。
https://mainichi.jp/articles/20240216/k00/00m/040/333000c
https://www.jaxa.jp/projects/rockets/h3/index_j.html
https://www.jaxa.jp/press/2024/02/20240215-1_j.html
https://www.jaxa.jp/press/2024/02/20240214-1_j.html
https://www.rocket.jaxa.jp/rocket/h3/Test.html
https://www.rocket.jaxa.jp/column/knowledge/genealogy.html
https://www.youtube.com/watch?v=hEQOlhDRddI
https://www.jaxa.jp/projects/pr/brochure/pdf/01/rocket09.pdf
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