![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/92521123/rectangle_large_type_2_12c8ec4d2125c3db39681dcc8ec94dbb.jpeg?width=800)
ベトナムの阮朝の皇帝金印、ベトナムに返還。
アジア経済ニュースNNA ASIAは2022年11月22日に、ベトナムのホーチミン市で発行されている若者向けの新聞「タインニエン(Thanh Niên)」電子版が、ベトナム外務省のレ・ティ・トゥー・ハン報道官は2022年11月17日の記者会見で、ベトナムの阮朝(Nguyen Dynasty/グエン朝1802~1945年)時代に使われていた皇帝金印をベトナムに戻す手続きを実行中だと明らかにしたと報告した。
![](https://assets.st-note.com/img/1670062103650-2spvPUen97.jpg?width=1200)
フランスのオークションハウス「ミロン(Millon)」が金印をオークションにかける意向であることを知ったベトナム側は、政府や外務省、在仏ベトナム大使館、UNESCO(United Nations Educational, Scientific and Cultural Organization/ユネスコ/国連教育科学文化機関)のベトナム代表などあらゆるチャンネルを使ってフランス側と接触し、オークションへの出品を中止し、所有権をベトナム側に返還するよう要請したと伝えている。
![](https://assets.st-note.com/img/1670062131172-jdCwAwfzsN.jpg)
政府の合同チームがミロンとの返還交渉に成功。在仏ベトナム大使館やユネスコのベトナム代表が文化スポーツ観光省と協力して、できるだけ早い時期にベトナムに戻すための手続きを進めているという。
![](https://assets.st-note.com/img/1670062155874-kC8DGWJamD.jpg)
文化・スポーツ・観光省によると、金印は阮朝時代に皇帝の就任式、恩赦、地方視察や外国への公電送達に使われていた。1850年代後半以降、フランス統治時代に国外に持ち出された可能性が高いという。
グエン王朝のカイディン王(guyen Dynasty's King Khai Dinh)の時代に作られた黄金の腕は2022年10月31日に、€680,000(US$672,000)で落札された。
![](https://assets.st-note.com/img/1670062177895-eB6aYauKSd.jpg?width=1200)
また、ベトナム最後の王朝グエン朝の第4代トゥ・ドゥック王(guyen Dynasty's last King Tu Duc)が所有していた翡翠の碗がパリのオークションで€845000ユ(US$892000)で落札された。
![](https://assets.st-note.com/img/1670062206440-79EOG52UXa.jpg?width=1200)
碗は、幅14.5cm、高さ6.2cmで、縁は金で覆われている。
聖なる玉を求めて雲間を飛ぶ2匹の龍が浮き彫りにされ、外底には1848年から1883年まで統治したトゥ・ドゥック王の印が刻まれている。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?