イギリスで、世界で初めて承認されたCOVID-19治療薬の臨床試験開始。

画像1

DesignTAXIは2021年11月08日に、10月には、エモリー大学(Emory University)、メルク(Merck)社、リッジバック・バイオセラピューティクス(Ridgeback Biotherapeutics)社が開発した新しい抗ウイルス剤の錠剤が、COVID-19治療の突破口になる可能性があると報じられた。

2021年11月04日木曜日に、最初の発表から約1ヶ月後に、この「モルヌプラビル(molnupravir)」の錠剤がイギリスのMHRA(Medicines and Healthcare products Regulatory Agency/医薬品・ヘルスケア製品規制庁)によって承認され、英国は世界で初めて承認された国となった。

この錠剤は、メルク社のチームによると、重症化する危険因子を少なくとも1つ持っている成人の「軽度から中等度のCOVID-19」の治療に焦点を当てた、初めての経口抗ウイルス薬である。

英国保健安全局のスーザン・ホプキンス首席医療顧問(Susan Hopkins, Chief Medical Adviser at the UK Health Security Agency)は、ロイター通信が引用したBBCとのインタビューの中で、この薬が「今月末から12月初めにかけて、治験を通じて展開され始める。」と発表した。

スーザン・ホプキンス首席医療顧問は、この薬剤はこれまでワクチンを接種していない人を対象とした試験しか行われていなかったため、より広範囲に展開することで、人口の大半を占めるワクチン接種者への効果を示すことができると説明している。

https://time-az.com/main/detail/75569

今回の承認は、軽度から中等度のCOVID-19および心臓病や糖尿病などの疾患予後不良の危険因子を少なくとも1つ持つ、入院していないワクチン未接種の成人患者に、「モルヌピラビル」800mgを1日2回投与するという臨床試験の良好な結果に基づいている。

イギリス政府はこれまで、「モルヌピラビル」の錠剤を約48万コース、ファイザー社が開発した同様の錠剤を25万コース確保したと発表していた。
しかし、スーザン・ホプキンス首席医療顧問は、ファイザー社の代替品は、「おそらく、新年になるまで認可されないだろう。」と指摘している。

イギリスでは、「モルヌピラビル」の商標として「LAGEVRIO(発音:la-GEV-re-oh)」が予定されている。

また、メルク社は、FDA(Food and Drug Administration/米国食品医薬品局)への申請は現在審査中であり、他の様々な国への申請にも取り組んでいくとしている。

イギリスで開始される背景には、許可が出されたのと同時に、国民と政府の信頼関係の絆が感じだれる。
また、それだけイギリスの痛手が大きかったことも感じる。

米国や日本が先頭に立てないのは、Anti-Vaxxのような無秩序な反対派が不可能にしている。

どちらが正しいのかわからないが、イギリスの製薬大手アストラゼネカ(AstraZeneca)とオックスフォード大学(Oxford University)が共同開発したワクチンを発表した時、イギリスで2021年01月04日月曜日に、82歳のイギリス人男性は、アストラゼネカとオックスフォード大学によって物議を醸しているCOVID-19ワクチンを取得するために世界で最初の人となった。

ブライアン・ピンカー(Brian Pinker,)は、オックスフォードで生まれ育った透析患者で、イギリスが最新のワクチンをロールアウトした午前7時30分にjab(ジャブ/~を激しく突き刺す、~に素早い一撃を食わせる)を受けた。

ブライアン・ピンカーは、「私は今日COVIDワクチンを受けることができてとても嬉しく、それがオックスフォードで発明されたものであることを本当に誇りに思っています」「私は今、今年後半に妻のシャーリーと私の48回目の結婚記念日を祝うことを本当に楽しみにしています。」と言った。

これが、イギリスの愛国心である。

この発想は、日本人にはない。

イギリス人や他のヨーロッパ人と話していると、愛国心という言葉をよく聞く。
「愛国心のない人は、国から出ていくべきだ!2度と帰ってこなくて良い。」とまで言う。

最初の頃は、非常に違和感を感じたが、しばらくして、大学でヨーロッパの戦争の歴史を知って、なんとなく納得するようになり、今では愛国心から、橋下徹や麻生太郎のような歪んだ愛国心を持つ馬鹿な政治家が許せなくなっている。

2021-01-04---イギリス、2種目として、世界初のアストラゼネカ製ワクチン接種開始。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?