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イギリス、バーレーンを含むGCC(湾岸協力会議)6カ国とFTA交渉中

ヨーロッパ経済ニュースEUROPE NNAは2023年07月05日に、イギリスは、バーレーンを含むGCC(Gulf Cooperation Council/湾岸協力会議)諸国6カ国と自由貿易協定(FTA)の交渉を進めている。それが締結されれば、GCC諸国との貿易高は2021年の£331億から15%以上拡大すると見込まれていると報告した。

私は、この話を聞いた時、」インド人のアラビアのロレンスが生き返ったと思った。

元々、湾岸諸国は、アラビアのロレンス時代から、大きな絆がある。

UK free trade deal with GCC on track for fourth round of talks

苦しい時は、その絆を利用すべきである。

Current membership
Darren Jones MP (Labour, Bristol North West) (Chair)
Bim Afolami MP (Conservative, Hitchin and Harpenden)
Alan Brown MP (Scottish National Party, Kilmarnock and Loudoun) Jonathan Gullis MP (Conservative, Stoke-on-Trent North)
Antony Higginbotham MP (Conservative, Burnley)
Jane Hunt MP (Conservative, Loughborough)
Ian Lavery MP (Labour, Wansbeck)
Anthony Mangnall MP (Conservative, Totnes)
Andy McDonald MP (Labour, Middlesbrough)
Charlotte Nichols MP (Labour, Warrington North)
Mark Pawsey MP (Conservative, Rugby)

イギリスのボリス・ジョンソン元首相(Former Boils Johnson British Prime Minister)は、無計画にインドのナレンドラ・モディ首相(Prime Minister Narendra Modi)に会いに行くなど、昔の植民地感覚から抜け出せないままで、良い結果は得られなかったが、リシ・スナク首相(Rishi Sunak British Prime Minister)は、着実に結果を出そうと努力しているようで、2023年07月03日に、訪イギリス中のバーレーンのサルマン皇太子(Crown Prince Salman of Bahrain)と会談し、両国間の新たな戦略的投資・協力パートナーシップ協定を締結した。

その一環として、バーレーンは複数の投資会社を通じてイギリスに£10億以上を投資することを約束した。

イギリスへの投資は、バーレーンの政府系ファンド、マムタラカト(Mumtalakat)のほか、投資会社のインベストコープ(Investcorp)とオソール(Osool)・アセットマネジメント(Asset Management)、投資銀行GFHフィナンシャル・グループ(GFH Financial Group)を通じて行う。一方、イギリスはバーレーン経済の多様化を支援する。また、クリーン技術やビジネスサービス、製造業で両国間の協力強化を推進する。

スナク首相は協定について、「安全保障や防衛、貿易における両国の緊密な歴史的関係の新たな段階となる」と述べている。

昔の大英帝国感覚で借金をしようとしても無理である。
ビジネス・パートナーとして、お互いの利益を考慮し、実績を挙げ始めてる。

何しろ、現在のイギリスは、どの国から見ても貧乏な島国に過ぎない。

それは米国にも言える。

SWIFT(Society for Worldwide Interbank Financial Telecommunication/国際銀行間通信協会)でお金が動けば、米国にお金が転がり込む構造が、ウクライナ戦争をきっかけとして、仮想通貨とブロックチェーンのおかげで、中国やロシアに根底から、掘り起こされ始めている。

もうそろそろ気がつかないと、大変な事になり、第2次世界大戦後起こった栄光は、どんどん寂れていく。

そろそろ、米国大統領もインド系にする時期が来ている。
先日も書いたが、米国の次期大統領として、米国のジョー・バイデン大統領(President Joe Biden)は、米国のカマラ・ハリス副大統領(Kamala Harris, Vice President of the United States)を米国で初の女性大統領に任命することを真剣に考えるべきである。

世界は今。大きく動いている。
いつまでも過去の栄光で生きられるほど、時代は止まってくれない。

2023年06月30日---2023年第1四半期のイギリス経済成長率、0.1%に据え置き
2023年04月03日---イギリスにとって、EU離脱以降で最大の貿易協定CPTPP加盟決定。
2023年03月31日---TPP、イギリス加盟で、全加盟国が承認。協定発効以降初の新規加盟。
2023年03月29日---イギリスがTPP加盟に向け、発足国以外で初めて閣僚会議を開催。
2023年01月12日---日本とイギリス、「円滑化協定」に署名。
2021年03月12日---やっぱり加速した、EU離脱で日本企業のイギリス離れ。
2021年02月01日---ついにイギリスが動いた!TPP参加を正式申請。
2020年10月23日---日本とイギリス、経済連携協定を締結。
2020年09月11日---日本とイギリス貿易交渉で大筋合意。
2020年08月05日---茂木外相、FTA交渉で閣僚レベルで争点解決目指し、訪英。
2020年06月09日---日本とイギリスで、FTA交渉が開始。
2018年10月31日---オーストラリア手続き完了で、TPP11は2018年12月30日発効。
2018年09月12日---オーストラリアのTPP批准も間近か!?労働党がTPP支持。
2018年09月05日---NZ貿易相、TPP11は年内にも6カ国目として発効へ
2018年08月06日---シンガポールのGDP、TPPで2035年までに0.2%拡大。
2018年03月08日---TPP11の署名で、マレーシアが最大の恩恵国。
2018年01月23日---カナダのトルドー首相「交渉は決着」、TPP署名へ。
2017年01月20日---大統領就任演説直後、TPP離脱方針発表!
2016年11月10日---米国抜きのTPP発効はありえるのか!?
2015年10月05日---TPP、大筋合意。
2013年12月15日---アラビアのロレンス・スターが死去した。
2013年12月14日---第1次世界大戦中に引かれた中東の直線的な国境線。
2013年08月16日---アラブの春で,幸せだったことが、どのように悲劇に変わったか?
2013年03月22日---どうなる?日本とTPP。
2013年03月14日---TPP:それは何ですか?なぜそれは重要ですか?
1935年05月19日---軍人トーマス・E・ロレンスが死去した。
1932年08月02日---イギリスの俳優ピーター・オトゥールが生まれた。
1917年07月06日---情報将校ロレンスが、紅海の要塞アカバを奇襲攻撃で落とした。
1916年06月05日---オスマントルコ帝国支配に対して反乱が起こった。
1888年08月16日---軍人トーマス・E・ロレンスが生まれた。

https://europe.nna.jp/news/show/2538476
https://publications.parliament.uk/pa/cm5803/cmselect/cmbeis/1626/report.html
https://committees.parliament.uk/publications/40659/documents/198181/default/

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