イギリスのインフレ率、2021年05月はさらに2.1%に加速。

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ヨーロッパ経済ニュースEUROPE NNAは2021年06月17日に、イギリスのONS(Office for Government Statistics/政府統計局)は2021年06月16日に、2021年05月のCPI(Consumer price indices/消費者物価指数、2015年=100)が110.8ポイントとなり、前年同月比2.1%上昇したと発表した。
伸びは2021年04月から0.6ポイント加速したと報告した。

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経済再開に伴う燃料や衣料品の価格上昇が影響し、2019年07月以降で最高に達した。
イギリス中央銀行イングランド銀行(Bank of England)の目標値2%を上回ったことから、金融政策の引き締め時期を巡る議論が活発化しそうだと伝えている。

https://time-az.com/main/detail/74615

運輸は6.3%上昇し、最大の押し上げ要因となった。
娯楽・文化は2%、住宅・水道・電気・ガス・その他燃料は1.8%それぞれ伸びている。半面、食品・非アルコール飲料は1.3%値下がりした。

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価格変動の激しいエネルギー・食品・アルコール飲料・たばこを除いたコアインフレ率は2%と、前月の1.3%から加速している。

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住宅所有者の住宅関連コストを含む物価指標「CPIH」の上昇率は2.1%。カウンシルタックス(住民税)などを含み、年金や賃金交渉で参考にされる小売物価指数(RPI)も3.3%伸びている。ONSがRPIに代わる新指標として試験的に導入している「RPIX」は3.4%上昇した。

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CPIは前月比では0.6%上昇。衣料品・履物は2.3%伸びた。娯楽・文化と外食・ホテルは共に1.2%値上がりしている。一方、食品・非アルコール飲料は0.3%低下した。

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2020-06-17---イギリスのインフレ率、過去4年で最低。

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