連立政権のパートナーに頼り、モディ首相はインド首相として異例の3期目に就任。

モディ首相と閣僚らは、ニューデリーにあるインド大統領官邸ラシュトラパティ・バワン(Rashtrapati Bhavan in New Delhi)で、ドラウパディ・ムルム大統領(President Droupadi Murmu)の執り行う就任宣誓を行った。

73歳の人気があるが物議を醸す指導者は、ジャワハルラール・ネルー(Jawaharlal Nehru)に続いて3期目の5年間の任期を務めた2人目のインド首相である。

2014年と2019年に圧勝したヒンドゥー教国家主義のBJP(Bharatiya Janata Party/インド人民党)は、直近の総選挙で単独で政権を握るのに十分な議席を確保できなかった。

しかし、モディ首相の国民民主同盟連合は、首相が率いる政府を樹立するのに十分な議席を獲得した。

モディ首相率いるBJPが、議会で10年間多数派を占めた後、政府樹立のために地域同盟の支援を必要としたのは今回が初めてである。

インドのナレンドラ・モディ首相(Indian Prime Minister Narendra Modi)は、2024年04月14日、インドのニューデリーで行われたBJPのマニフェスト発表イベントで、同党のJPナダ党首(BJP President JP Nadda)の演説に耳を傾けている。10年前に政権に就いて以来、ナレンドラ・モディ首相は、議会で圧倒的多数を占め、最小限の抑制と均衡で自由に行動できたおかげで、大胆に大胆な決断を下すことが容易にできたことで有名である。
現在、モディ首相は、経験も希望もほとんどない統治スタイルに直面している。

インドのモディ首相は、猛烈に突き進むことで知られている。精彩を欠いた選挙の後、彼はスタイルを変えざるを得なくなるかもしれない
ナレンドラ・モディ首相は、2024年06月04日火曜日、インドのニューデリーにあるBJP本部に到着し、支持者から歓迎を受けた。

モディ首相はインドの選挙で勝利を宣言したが、支持率の低下により、連立政権に頼らざるを得なくなった

野党指導者らは、2024年03月31日日曜日に、インドのニューデリーで、野党によって結成されたグループ、インドブロック(INDIA bloc)が主催した「民主主義を守れ」集会で両手を挙げている。

インドの傷つき、打ちのめされた野党は、国政選挙を控え、弱すぎると見放されていたインドの野党が、モディの勢いを鈍らせるために見事な復活を遂げ、モディ首相の勢いを鈍らせ、インド人民党を過半数を大きく下回らせた。

水曜日に発表された選挙の最終結果によると、モディ首相率いるBJPは240議席を獲得したが、これは過半数に必要な272議席を大きく下回った。NDA連合の政党は合わせて、543議席の下院で293議席を獲得した。

モディ首相の連立政権は現在、権力の座にとどまるために、主に南部アーンドラプラデーシュ州のテルグ・デサム党(the Telugu Desam Party in southern Andhra Pradesh state)と東部ビハール州のジャナタ・ダル(統一/United)(Janata Dal (United) in eastern Bihar state)という2つの主要な地域同盟に依存している。

一方、モディ首相の政治的対抗馬である、復活したインド国民会議派が率いるインド連合(the INDIA alliance led by the resurgent Congress party)は予想以上に健闘し、前回選挙から勢力を倍増させて232議席を獲得した。

公然とヒンドゥー教の国家主義者である首相は、インドの人口14億人の80％を占める同国の多数派ヒンドゥー教徒の擁護者とみなされている。

首相の支持者は、政権に就いて以来の急速な経済成長とインドの国際的地位の向上はモディ首相のおかげだとしている。

14億人の80％を占めるはずのBJPが、50%に満たなかった。それは、ショックである。

しかし批評家らは、ヒンズー教の民族主義者が国内の少数派、特にイスラム教徒を攻撃し、反対意見や自由なメディアの場が縮小していることで、同氏がインドの民主主義と世俗国家としての地位を損なっていると指摘している。

政敵らは、力強い成長にもかかわらず失業率が高く、格差が拡大していることを指摘し、同政権の経済実績に疑問を呈している。

日曜日の就任式には、バングラデシュのシェイク・ハシナ首相(Bangladesh Prime Minister Sheikh Hasina)、スリランカのラニル・ウィクラマシンハ大統領(Sri Lankan President Ranil Wickremesinghe0、ネパールのプシュパ・カマル・ダハル首相(Nepalese Prime Minister Pushpa Kamal Dahal)、モルディブのモハメド・ムイズ大統領(Maldives President Mohamed Muizzu)など、南アジアの指導者らが出席した。

インドとモルディブの緊張は、ムイズが昨年選出されて以来高まっている。
同氏はその後、親中国的な姿勢を取り、モルディブの小島に駐留していたインド軍を撤退させた。

AP通信のシェイク・サーリク(Sheikh Saaliq)
サーリクはインドのニューデリーを拠点とする記者

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