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イギリス鉄道各社が大規模スト、19日は地下鉄も。

ヨーロッパ経済ニュースEUROPE NNAは2022年08月19に、イギリスの鉄道運行各社の職員が2022年08月18日に、大規模なストライキを実施した。

運行本数が通常の約20%程度に削減され、半数以上の路線が運休となった。

https://time-az.com/main/detail/77550

ストは2022年08月20日にも行われる予定で、加えて2022年08月19日には、LU(London Undergroundロンドン地下鉄)と地上鉄道網LO(London Overground/ロンドン・オーバーグラウンド)でもストが実施された。各社は利用者に対し、必要不可欠でない限り鉄道利用を控えるよう呼びかけている。

イギリスの鉄道インフラを管理するネットワーク・レール(Network Rail)によると、2022年08月18日と20日は運行時間が最長で午前7時半から午後6時半までに制限された。イングランド南部ポーツマス(Portsmouth)や北部ブラックプール(Black Pool)、ウェールズ南部スウォンジー(South Wales, Swansea)などでは、鉄道網が完全に停止した。

両日の予約チケットは、2022年08月23日まで使用が認められる。スト翌日の2022年08月19日と21日にも運行の混乱が残ると予想されている。

鉄道ストの参加者は、RMT(National Union of Railway, Maritime and Transport Workers/全国鉄道・海運・運輸労働組合)に加盟する鉄道運行14社の従業員と、TSSA(Transport Salaried Staffs Association/運輸事務職労働組合)に加盟する鉄道運行7社の従業員、最大労組ユナイト(Unite)に加盟するネットワーク・レールの従業員で、計4万5,000人超に上った。各労組は、賃上げや雇用保護、年金と労働条件の改善などを求めている。

一方、ロンドンでは2022年08月19日、RMTに加盟するTfL(Transport for London/ロンドン交通局)のLU職員およびDB(Deutsche Bahnドイツ鉄道)傘下アリバ・レール・ロンドン(Arriva Rail London)のLO職員がストを実施する。

TfLによると、この日は地下鉄全線がほぼ運休となるほか、オーバーグランドも始発時刻が遅れ、夜間は運休となる。鉄道ストの影響も被るため、2022年08月18~21日を通じて一定の混乱が予想されている。加えて2022年08月19日と2022年08月20日には、ロンドン西部と南西部、サリー州(Surrey)の一部でバスの運行にも影響が及ぶ見通し。

イギリスでは2022年06月にも鉄道や地下鉄などのストが実施されていた。

イギリスのストは、民主主義の根幹だが、実際に被害にあった私は、大嫌いである。

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