カンボジアに「最大」のシャムクロコの生息地が誕生。

2023年5月20日 19:44

カンボジアの新聞「プノンペン・ポスト(The Phnom Penh Post)」は2023年05月18日に、FFI(Fauna and Flora International/国際動物園協会)は、カンボジア政府によるシャムワニ(Crocodylus siamensis)の繁殖・放流プログラムの成功を賞賛し、絶滅の危機に瀕しているこの爬虫類の野生個体数が世界で最も多くなっていることを指摘したと報告した。

FFIは2023年05月17日付のプレスリリースで、複数のパートナー保護団体と共同で実施したこのプログラムにより、カンボジアには現在、この種の野生個体数が約300頭いると発表した。

また、世界の総個体数は約1,000と推定している。

FFIは、カンボジアの保護区内の自然生息地でシャムワニの数を増やすための協調的な努力の結果、このような素晴らしい結果が得られたと付け加えている。

「カンボジアで最も絶滅の危機に瀕している種のひとつであり、最も重要な野生生物のシンボルのひとつであるシャムワニは、繁殖と放流プログラムの成功により、十分に保護されています。」と、声明は付け加えている。

FFIによると、カンボジアワニ保護プロジェクト(Cambodian Crocodile Conservation Project)は、環境省(Ministry of Environment)、農林水産省傘下の森林管理局( under the Ministry of Agriculture, Forestry and Fisheries)、FFIが緊密に協力し、20年以上にわたって同国の主要なワニ保護区で実施されている。

環境省のスポークスマンであるネス・フィクトラ(Environment ministry spokesman Neth Pheaktra)は、野生の個体数を増やすために、環境省は定期的に保護地域の自然の生息地にシャムワニを放すと述べた。

また、以前は密猟の脅威にさらされていたが、現在は環境省とそのパートナー組織が定期的に保護区をパトロールしていると述べた。

「私たちはすべての保護区の保護を強化し、放すワニの数を増やしました。そうすれば、ワニは野生で繁殖し、新しい個体群を確立することができます.」と、2023年05月17日に述べた。

ネス・フィクトラによると、純血種のシャムワニを野生に放す一方で、同省は現在、モンドルキリ州のスレポックに別の場所を見つけ、その地域でもこの種の個体数を強化することにしている。

カンボジアワニ保護プロジェクト(Cambodian Crocodile Conservation Project)は、これまでに146頭の飼育下シャムワニを放し、その大半はコー・コング県(Koh Kong province)で、一部は近隣のプルサット(Pursat)県でも飼育されている。また、最近、モンドルキリ州(Mondulkiri province)にも放流先が決定された。

そういえば、タイで大洪水になった時、街中でワニが見つかっていた。

シャムワニというのだから、同種だろう。

また、少年が川縁で便をしていて、尻を噛まれたという事件もあった。

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