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四方を海に囲まれた日本、海洋研究開発機構の探査船「ちきゅう」、宮城沖のドリル掘削で7877m世界最深記録を更新

毎日新聞の垂水友里香は2024年09月22日に、JAMSTEC(Japan Agency for Marine-Earth Science and Technology/)は2024年09月22日に、宮城県沖を調査中のIODP(International Ocean Discovery Program/国際深海科学掘削計画)の主力船である地球深部探査船「ちきゅう」が、日本海溝の水深6897.5mの地点で海底下を980m掘削したと発表した。海面からの深さは計7877.5mとなり、2012年に自らが達成した海洋科学掘削の世界最深記録7753mを更新したと報告した。

探査船「ちきゅう」は、東日本大震災を引き起こした断層を掘って、巨大地震を再び起こす力がどの程度回復しているか探るため、2024年09月06日に静岡市の清水港を出港し、2024年09月07日に目的地の宮城県沖約200kmに到着し、船底に取り付けた6個のスクリューで船の位置を保持しながら、2024年09月13日から作業に着手した。

船上にある高さ70mのやぐらで1本40mのドリルパイプをつないで海底へ下ろしていき、2024年09月18日からは海底下をドリルで掘り進めていた。

2024年09月21日に海面からの深さ7877.5mに達したという。

  「ちきゅう」は東日本大震災の翌年の2012年にも同じ海域に赴き、水深6898mの海底下を855m掘削し、7753mに達した。1978年に米国の探査船がマリアナ海溝で達成した当時の最深記録7049.5mを塗り替えた。

今回の調査航海は、巨大地震や津波のメカニズムを探る国際プロジェクトの一環として。3カ月間に日米欧など10カ国から地質学や地震学の研究者ら延べ50人以上が乗船する。総運航費は39億円。一人当たり7800万円。

https://mainichi.jp/articles/20240922/k00/00m/040/032000c
https://www.jamstec.go.jp/chikyu/j/
https://www.jamstec.go.jp/chikyu/j/about/

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