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ドイツのベーアボック外相、政府専用機に不具合。海外訪問全面中止。

ヨーロッパ経済ニュースEUROPE NNAはは2023年08月16日に、ドイツのアナレーナ・ベーボック(Annalena Babock)外相は2023年08月14日に、給油に寄ったUAE(United Arab Emirates/アラブ首長国連邦)アブダビ首長国(Emirate of Abu Dhabi)からオーストラリアに向かう予定だったが、離陸後にフラップが格納されない不具合が発生し、2023年08月15日にも同様の問題が発生し、予定されていたオーストラリアとニュージーランド、フィジー訪問を断念した。

https://twitter.com/Team_Luftwaffe/status/1691142355598848000

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この不具合を受け政府は、欧州航空・防衛最大手エアバス(Airbus)の中型機「A340」2機の廃止を前倒しすることを決めた。

今回ベーアボックが利用したのは「A340」で、当初は1機を2023年09月に、もう1機は2024年末に廃止する予定だった。政府は向こう数週間のうちに同モデル2機の利用を停止することを決めた。

ドイツの外相によるオーストラリア訪問は2011年以来で、ベーアボックにとっても初の公式訪問となる予定だった。ベーアボックは訪問先で、経済安全保障やロシアのウクライナ侵攻、インド太平洋地域での中国の役割などについて協議する予定だった。

ドイツでは、政府専用機の不具合でたびたび外交に支障が出ている。

ベーアボック外相は2023年05月にも、タイヤのパンクによりカタール(Qatar)で足止めされた。
2018年11月にはドイツのアンゲラ・メルケル(Angela Dorothea Merkel)前首相を乗せた「A340」が電気系統の故障で緊急着陸し、アルゼンチンで開催された主要20カ国・地域(G20)首脳会議(サミット)の開始に間に合わなかった。

ウクライナ戦争で急落したドイツ経済は、ここまで苦しいのか?というジョークまで聞こえてきた。

https://europe.nna.jp/news/show/2555058
https://flyteam.jp/news/article/139541

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