EC、ガス高騰の対策を発表。

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このチャートは、このままでは見ることができませんがオリジナルは大きいです。

ヨーロッパ経済ニュースEUROPE NNAは2021年10月14日に、EC(European Commission/欧州委員会)は2021年10月13日に、世界的なエネルギー価格の高騰に対処するため、減税や補助金支給といった家庭・企業への経済的支援、再生可能エネルギーへの投資支援などの対策が盛り込まれている「エネルギー価格に関する指針」を採択したと報告した。

https://time-az.com/main/detail/75384

ECは短期的対策として、
◇EU排出権取引制度(EU―ETS)の収入から資金を拠出した、エネルギー料金の一部肩代わりなどによる消費者への所得補助
◇一時的な支払い猶予の許可
◇貧困家庭を対象とした臨時減税
◇企業や産業界への補助金支給
◇エネルギー市場における反競争行為の調査
◇再生エネへのアクセス拡大――などを挙げている。

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中期的施策では、エネルギーシステムの脱炭素化と強靭(きょうじん)化を軸に、
◇再生エネと刷新、エネルギー効率への投資を強化し、再生エネ入札・許可手続きを加速する
◇電池や水素を含むエネルギー備蓄能力を拡大する
◇欧州のガス備蓄の効率的利用のために関連規制の改定を検討する
◇加盟国によるガス共同調達の可能性を模索する――などを提案している。

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シムソン・エネルギー担当欧州委員は14日に欧州議会で、26日にはエネルギー担当相会合でこれら対策を発表する。21~22日に開催されるEC(European Council/欧州理事会)では、エネルギー価格高騰が議題に上がる予定。

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コロナの次は、エネルギー価格の高騰!

この傾向は、EUだけではなく、日本でも起こり始めている。

先月ぐらいから異常に高い電気代が届き始めた。
私は、このような状況を知るため、自動振り込みにしていない。

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東南アジアにとって、これは大変かもしれない。

今、EUは脱炭素化が可能か?
EVへの変換は可能か?

エネルギー問題は、脱炭素を不可能にする?

2022-03-22---第37回世界石油化学会議。
2021-10-13---DeutscheBahn(ドイツ鉄道)、自動運転列車公開。
2021-10-08---台北市日本工商会、TPP加入へ取り組み推進。食品輸入規制撤廃も要望。
2021-10-06---ヨーロッパとイギリス、天然ガス価格が史上最高値、2日連続で記録更新。
2021-10-01---イギリス・ノルウェー間の海底電力ケーブル、2021年10月01日に開通。
2021-09-28---フランスのトタル、中国の三峡とEV充電網で提携。
2021-09-28---イギリス、都市部などでパニック買いの混乱で、燃料業界の規制一時緩和。
2021-09-27---台湾から見た、中国の電力制限、常態化の恐れ!?
2021-09-27---中国全土で電気マヒ。その上さらにEV。
2021-09-24---電池がなくてもガジェットが無限に使える、新しい電源システム。
2021-09-21---イギリス政府、CO2製造の米国企業に運転資金援助。
2021-09-20---イギリスで、ガス相場高騰。政府に支援要請。
2021-09-13---ドイツ上半期の発電量、石炭が風力をまだ上回る。
2021-09-10---年間870台分のCO2を吸って石にするプラントが登場。
2021-08-31---イギリスのエネルギー当局、£4.5億で、脱炭素化に向けた基金設立。
2021-08-27---激動の国際エネルギー情勢。
2021-08-26---廃熱をエネルギーに変える熱電技術の新しい熱電材料を発見。
2021-08-15---ドイツ、コロナ危機からの反動で、温室効果ガス排出量が最大の伸びに!
2021-08-03---ドイツ緑の党、総選挙向け支持率挽回へ。緊急気候保護プログラム発表。
2021-07-27---原子力エネルギーで動く船「Earth 300」が2025年に出航予定。
2021-07-20---イギリス政府、電力・ガスの脱炭素化でエネルギー管理機関を新設。

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