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Macを再起動(rebooted)させたチップ。

米国のWSJ(Wall Street Journal/ウォールストリート・ジャーナル)(電子版)は2022年04月16日に、アップルには問題があった。
iPhoneが飛ぶように売れている一方で、Macの売り上げは伸び悩んでいた。

デザインも性能も、お客さまに喜んでいただけていなかった。

確かに、買いたいマシンがなかった。
私は、10年以上待っている。
アップルの女性から、新しいマシンを買ってくれと言われた。

その女性に聞いた。

どれでですか?

彼女は、確かに!と言っていた。

アップルが、27インチiMac M2を出すまで待つか?

しかし、5年後の現在、Macの売り上げは急上昇している。この好転は、世界で最も有名なガジェット・メーカーの中に、世界最先端のチップ設計オペレーションを構築するという、異例の数年にわたる取り組みによるものである。

アップルからバンバン連絡がある。
次は、コンテンツである。

元インテルのエンジニアでIBMの重役だったジョニー・スロウジ(Johny Srouji)が率いるアップルの半導体部門は、15年間アップルのノートパソコンやデスクトップを支えてきたインテルプロセッサを自社設計のチップに置き換えるという危険なプロジェクトを開始した。

このM1チップは、インテル製よりもはるかにエネルギー効率が高く、Macの動作速度と発熱量の低減を可能にし、アップルのコンピュータライン復活の土台を築いたのである。

https://time-az.com/main/detail/76673

アップル社は、サプライチェーンの混乱が他のチップ市場に混乱をもたらすのと同じように、重要な部品をコントロールできるようになったのである。

これは、トヨタ方式である。

パンデミックにより、すべての買い物がオンラインで行われるはずだった。
しかし、実際はそうではなかった。

パンデミック時に何百万人もの閉じこもっていたアメリカ人がネットにアクセスした時、消費行動に永続的な変化が起きる可能性があると思われた。自宅で仕事をしたり映画を見たりするのと同じように、自宅での買い物は、実際の店舗に出向くよりも迅速かつ安全で簡単な方法だった。
しかし、パンデミック規制の終了に伴い、店舗が復活しつつある。
広範な世俗的変化を期待していたEコマース企業は、現在、減速に直面しており、配送時間を早める一方で、実店舗での小売業に高額な投資を行う見込みである。

画面上で物を買うことには限界があることがわかった。

ワクチンや予防接種が普及し、ウイルスの大流行が収まった後、ショッピングモールや実店舗への来客数は回復している。しかし、アパレルや家具など、実際に商品を見たり触ったりすることを好む消費者が多いカテゴリーに特化した多くのデジタル店舗では、売上が鈍化している。

パンデミック終了後も、テレワークを望む人は今も多いが、結局取り残され、落ちこぼれていくことになるだろう。

この機に、デパートの中で、落ちる所と、上昇する所が2分化される。

つまり、「お店に行かないと見えてこない。」というサービスが提供できるかどうかである。

それこそパンデミックスが残してくれた資産であり、財産である。
パンデミックスで顧客が減った時、どこが落ちて、どこが残ったかを分析し、残った部分がデパートの将来を決める。

アップルは、その機会に革命を行なった。

振り回されたところは消える。

DXは面白い。しかし、DXだけでは、After Pandemicは生き残れない。

E-Commerceは面白い。しかし、E-Commerceだけでは、After Pandemicは生き残れない。

アップルは、それを分析し、Apple Storeを展開した。


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