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ドイツ政府、極右主義の拡大を受けた包括的な対策案を発表。

ヨーロッパ経済ニュースEUROPE NNAは2024年02月15日に、ドイツ政府は2024年02月13日に、極右主義の拡大を受け、包括的な対策案「Rechtsextremismus entschlossen bekämpfen」を内務大臣のナンシー・フェーザー(Bundesinnenministerin Nancy Faeser/Nancy Faeser, the minister of the interior)が発表したと報告した。

銃規制の厳格化、極右組織の資金凍結に向けた新法の制定、顔認識技術による取り締まりなど13項目を打ち出している。

法的手段を駆使して極右の組織網を分断し、資金の流入や武器の入手を阻止することを計画している。

銃規制の強化では半自動小銃を禁止するほか、極右と疑われる組織のメンバーが武器を所有することも禁じる。
また、銀行口座の凍結手続きを簡素化すると同時に、極右組織への寄付の取り締まりの強化も打ち出している。

さらに、6月に予定される欧州議会選挙を前に、「ボットネット」と呼ばれるマルウエア(悪意のあるソフトウエア)に感染したコンピューターネットワークを使った世論操作を早期に摘発するための新機関を設立することも提案。このほか、極右のイベントの中止を容易にするほか、極右活動家の出入国の阻止、過激思想を持つ公務員の解雇の簡易化にも取り組むとしている。

ドイツでは極右関連の犯罪や暴力事件の発生件数は年間2万件前後に上り、年々増加している。国内の極右思想の持ち主は政府が把握しているだけで3万8,000人を超え、うち1万4,000人は暴力に訴える恐れがあると見なされている。

ただし、ここで話題のAfD(Alternative für Deutschland/ドイツのための選択肢/右派政党)の名前が一切出ないのは、政党として正式に認められたということだろう。

さらに、ドイツのオラフ・ショルツ(Olaf Scholz)首相が所属するSPD(Sozialdemokratische Partei Deutschlands/社会民主党)のゲアハルト・シュレーダー前首相(Altkanzler Gerhard Schröder)は、どのような立場として認識さあれているのかなど、曖昧な部分も多い。

Die Linke(左翼)も右翼とは逆の意味で、問題にならないのだろうか?

曖昧で力をつけたことで有名なのがヒトラーを生み出したのがナチスである。

また、ドイツのオラフ・ショルツ首相も、武器で稼ぐ気のようだが、第一次、第二次世界大戦の記憶から、第三次世界大戦に向かうと誤解されそうな戦争の準備を始めているという声も聞こえる。

2024年02月12日---ドイツのショルツ首相、ラインメタル新工場の起工式出席。
2024年02月12日---ドイツとフランス、ポーランドは、防衛協力の強化で合意。

https://europe.nna.jp/news/show/2624905
https://www.bbc.com/news/world-europe-68285305
https://www.bmi.bund.de/SharedDocs/pressemitteilungen/DE/2024/02/massnahmen-gegen-rechtsextremismus.html
https://www.bmi.bund.de/SharedDocs/downloads/DE/veroeffentlichungen/2024/REX-entschlossen-bekaempfen.html
https://www.bmi.bund.de/SharedDocs/downloads/DE/veroeffentlichungen/2024/REX-entschlossen-bekaempfen.pdf;jsessionid=4D17EB629533D7F6A1CCFE01C75C011E.live862?__blob=publicationFile&v=3

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