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フランスとEU、余剰ワインの破棄に€2億を投入。

France24は2023年08月25日に、フランス政府は2023年08月25日金曜日に、苦境にある生産者を支援し、価格を引き上げるために、余剰ワインの破棄に€2億(US$2億1600万)を確保すると発表した。

そういえば、三河でも価格を引き上げるために、取れすぎたキャベツを廃棄した。

収穫の人件費や郵送費が支払えなくなる。

フランスはCOVID-19の後遺症など、さまざまな問題のために苦境に立たされている。

地元農家組合によれば、ワイン需要の落ち込みは過剰生産、価格の急落を招き、ボルドー地方のワインメーカーの3社に1社が財政難に陥っているという。

マルク・フェスノー農相(Agriculture Minister Marc Fesneau)は2023年08月25日金曜日の記者会見で、ワイン破壊のためのEU(European Union/欧州連合)の最初の基金€1億6000万が、フランス政府によって€2億に上積みされたことを明らかにした。

この資金は、「価格の暴落を食い止め、ワインメーカーが再び収入源を見つけられるようにすることを目的としている。」としながらも、「将来を見据え、消費者の変化を考え......適応していく必要がある。」と強調した。

フルボディの赤ワイン(full-bodied reds)で知られる国内最大のワイン産地、南西部のラングドック地方(The southwest Languedoc region)もまた、ワイン需要の落ち込みによって大きな打撃を受けている。

破壊されたワインのアルコールは、手指消毒剤、洗浄剤、香水など、食品以外の製品に使用するために企業に売却することができる。

ラングドックワイン生産者協会のジャン・フィリップ・グラニエ(Jean-Philippe Granier from the Languedoc wine producers’ association)は今月初め、AFPの取材に対し、「生産量が多すぎて、販売価格が生産価格を下回っているため、赤字になっている。」と語った。

農務省は2023年06月、ボルドー地方で約9500ヘクタールのブドウの木を引き上げる資金として€5700万を拠出すると発表した。

最悪の生産量増加、販売量減少が起こっている。

ヨーロッパは2000年代半ばにいわゆる「ワイン・レーク(wine lake)」に見舞われたこともあるが、その際、EUは自国の補助金によって刺激されていたワインの大量生産を減らすため、農業政策の改革を余儀なくされた。

EUの数字によれば、27カ国からなるEU圏は、いまだ年間€10億6,000万をこの分野に費やしている。

消費者がビールや他のアルコールに切り替えるという長期的な傾向に加え、ワイン業界はCOVID-19危機によって世界中のレストランやバーが閉鎖され、売上が激減した。

世界的なエネルギー価格の高騰やウクライナ侵攻に関連した最近の食料品や燃料の高騰も、ワインなどの非必需品への支出を減らす要因となっている。

EC(European Commission/欧州委員会)は2023年06月、ワイン部門への緊急支援を承認する一方で、今年度のワイン消費量はイタリアで7%、スペインで10%、フランスで15%、ドイツで22%、ポルトガルで34%減少したと推定されると発表した。

世界最大のワイン生産地である欧州圏のワイン生産量は4.0%増加した。

ECによると、最も被害が大きかったのは、フランス、スペイン、ポルトガルの一部地域で赤ワインとロゼワインを生産しているブドウ畑だという。

ウクライナを最も支援するように訴えていたのは、米国のジョー・バイデン大統領(President Joe Biden)とEC(European Commission/欧州委員会)のウルスラ・フォン・デア・ライエン(Ursula von der Leyen)委員長であった。

ウクライナのために、EU(European Union/欧州連合)の主産業を潰していた。

多くのワインを購入していた中国を、アメリカが締め出した。

アメリカは、米国だけが儲かれば良い。
しかし、アメリカも世界から締め出されるのに時間の問題である。

https://www.france24.com/en/europe/20230825-france-eu-to-spend-200-million-euros-on-destroying-surplus-wine

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