Facebookの暗号通貨ベンチャー、Silvergateへの資産売却後、事業縮小へ。

euro newsは2022年02月01日に、Metaプラットフォーム社(Meta Platforms Inc)が支援するディエムの運営団体(Diem Association)は、暗号に特化した銀行シルバーゲート(Silvergate Capital Corp)に資産を売却し、数十億のユーザーを独自の通貨で取引させるという技術大手の野心的な取り組みを終了したと2022年01月31日月曜日に発表したと報告した。

シルバーゲートは別の声明で、ディエムの知的財産とその他の資産に対してUS$1億8200万を支払ったと述べている。

この売却は、秋のスタッフ流出でデイヴィッド・マーカス(David Marcus)取締役を含む指導層のほとんどを失ったメタ社のフィンテック部門にとって、数年にわたる苦闘の集大成となった。

https://time-az.com/main/detail/76152

また、CEOのマーク・ザッカーバーグ(Mark Zuckerberg)が「モバイル・インターネットの後継」と謳う未来のデジタル環境であるメタバース(Metaverse)において、メタがどのように商取引を行う予定なのかも疑問視されている。

メタバースのビジョンはさまざまだが、初期のプロジェクトの多くは、暗号通貨を使ったデジタル商品やサービスの取引に関わるものだった。

2019年に発表された当初はLibraと呼ばれていたDiemプロジェクトは、Facebookが貨幣システムを過度にコントロールし、ユーザーのプライバシーを侵害するのではないかと懸念する規制当局の激しい反対にほぼ直面した。

規制当局の承認を得るため、Facebookはデジタルコインと、取引を処理するために構築していたウォレットの名称を変更し、現在は「ノビ(Novi)」と呼ばれている。

また、ディエムの運営をスイスから米国に移し、ドルに固定された米国産安定コインの創設を目標にするなど、計画を根本的に縮小した。

今のところ、メタ社は安定コインPax Dollarを使ってグアテマラと米国でNoviをテストしており、一方で同社に暗号通貨の管理を任せることはできないとする米国議員グループからの反発に直面し続けている。

メタは水曜日に第4四半期の業績を報告し、メタバース指向のハードウェア部門の業績を初めて公表する予定にしている。

米国在住のユダヤ人のマーク・ザッカーバーグは、今回の完敗をどう修正してくるか？？

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