ウィンタースポーツ。大砲からの雪が来る所。

2023年1月6日 09:36

ドイツのインフォグラフィクスを紹介しているハンブルク(Stadt Hamburg)にあるStatista GmbHのデータ・ジャーナリスト(data Journalist)のフローリアン・ツァント(Florian Zandt)の報告として、Senior Datenredakteur(シニアデータ編集者)のマティアス・ヤンソン(Matthias Janson)、レネ・ボックシュ(René Bocksch)の報告と共に2023年01月05日に、過去5年間の年間平均スキー観光客数は、オーストリア世界第2位、フランス世界第3位、イタリアが世界第5位となっている。しかし、アルプスの数あるスキー場(総数1,600以上、リフト数11,000以上) deの滑降は、もはや長い間、天然雪でまかなうことは不可能である。

グラフの通り、スイス、オーストリア、イタリアの大半のゲレンデに人工降雪機が設置されている。
例えば、2022年のシーズン終了時には、各ケーブルカーオペレーターによると、イタリアだけでもドロミティ・スーパースキー(Dolomiti Superski )などの7つの大型リゾートから小さなスキー場まで、全斜面の9割が雪で覆われる可能性があるそうである。

オーストリアでは、70％のゲレンデがスノーキャノン(Schneekanonen/降雪機)に頼っている。

一方、ドイツのアルプス地方では圧倒的にスキー場が多いものの、依然として自然雪に頼る部分が多い。

スロベニアに関する信頼性の高い最新データは国レベルでは得られないが、国内の個々のスキー場はほぼ完全に人工雪で覆われていることである。
スキー観光は、多くの国やスポーツ用品業界にとって重要な収入源となっている。Statistaの分析によると、2022年の世界のウィンタースポーツ用品の推定売上高は約US$126億であった。しかし、気候変動の影響によるスノーキャノンの使用増加により、ウィンタースポーツの環境面は数年前よりもさらにクローズアップされてきている。

CIPRAの資料によると、例えば、約2.5立方mの人工雪を作るのに、1,000リットル近い水が使われており、1ヘクタールのゲレンデに約100万リットルの水が必要なことになる。その結果、人工降雪のために河川や湖沼を利用する必要が生じたり、貯水池の建設によって地形が侵食され、アルプス山脈の生物多様性が損なわれたりするなどの批判が環境保護団体から出されている。

みんなが楽しんでいるスキーやスノボーの裏には、自然破壊が進んでいる。

2022-02-18---ロシア：オリンピック・ドーピングの金字塔。
2022-02-14---気候変動は、冬季オリンピ大会を終わらせるべきか？
2022-02-14---ロシアのスター選手カミラ・ヴァリエヴァ、北京オリンピックでの滑走を許可。
2022-02-11---ロシアのスケート選手カミラ・ヴァリエヴァは、実に複雑。

Empfehlung(推薦)
下記のドイツ語または英語をhttps://de.statista.comで検索すると、それぞれの興味深いテーマにアクセスできます。

Fußball(サッカー)
Freizeitaktivitäten(余暇活動)
Sportarten(スポーツ)
Fitnessbranche(フィットネス)
Olympische Spiele(オリンピック大会)
Golfsport(ゴルフ)
Mode(ファッション)
Einzelhandel in Deutschland(ドイツにおける小売業)
Schuhhandel in Deutschland(ドイツにおける靴の小売)
Adidas
E-Commerce in Deutschland(ドイツにおける電子商取引)
Nike
Puma
Textil- und Bekleidungseinzelhandel in Deutschland(ドイツの繊維・衣料品小売業)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？