見出し画像

イギリスで、ヒートポンプ新設が過去最多。住宅用ソーラーパネルも記録更新。

ヨーロッパ経済ニュースEUROPE NNAはは2023年08月15日に、イギリスの小型発電設備などの認証機関MCS(Microgeneration Certificate Scheme)が2023年08月14日に、住宅向けの太陽光発電システムとヒートポンプの新設が順調に増えていると発表した。

その背景にはエネルギー価格の上昇があるとみられ、上半期(1~6月)の新設ペースはいずれも過去最高を記録したと報告した。

上半期に設置された住宅用太陽光発電パネルの数は12万枚を超えたほか、ヒートポンプの新設数は1カ月当たり平均3,000台に上る。このままのペースでいけば、再生可能エネルギー設備を備えた住宅の数は、年内に25万軒に達する可能性もある。

イギリスでは、小規模な再生可能エネルギー設備の設置容量は合わせて4GW(ギガワット)を超えている。

MCSの最高経営責任者(CEO)イアン・リッピン(Ian Rippin)は「エネルギー価格の上昇が続く中で、電力や暖房を自給するために再生可能エネルギーを導入する家庭が増えている」と説明した。

政府が掲げる2050年までのカーボンニュートラルを実現するには、一般世帯の再生エネ導入をさらに後押ししていく必要があると話した。

イギリスのMCSに認定されたドイツのTÜV Rheinland Accredited

政府は、2035年までに太陽光発電の総設備容量を70GW(ギガワット)に引き上げる計画を打ち出している。また、28年までに年間60万台のヒートポンプを新設する方針で、ガスボイラーからの置き換えに£5,000の補助金を給付している。

https://mcscertified.com/standards-tools-library/

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?