ドイツの住宅建設業界は受注が減少

2023年4月27日 08:56

世界最大の統計調査データプラットフォームでドイツのインフォグラフィクスを紹介しているハンブルク(Stadt Hamburg)にあるStatista GmbHのデータ・ジャーナリスト(data Journalist)でSenior Datenredakteur(シニアデータ編集者)のマティアス・ヤンソン(Matthias Janson)の報告として、レネ・ボックシュ(René Bocksch、フローリアン・ツァント(Florian Zandt)の報告と共に2023年04月26日に、受注キャンセルを報告する住宅建設会社が増えている。

2023年02月の14.3%、2023年01月の13.6%に続き、現在、16%の企業がキャンセルされた注文を報告している。

これはIfo研究所(ifo Instituts)の調査結果である。

Ifoの専門家であるフェリックス・ライス(Ifo-Experte Felix Leiss)によると、住宅建設の状況はますます深刻になっている。

「建設コストの急上昇と融資金利の上昇の結果、多くの住宅建設プロジェクトはもはや採算が合わず、延期されたり、完全に中止されたりしています。新規事業は文字通り崩壊しており、この分野では将来に対する懸念が高まっています。」とフェリックス・ライスは言う。

現在、25.5％の企業が受注不足を訴えており、2023年02月の14.3%、2023年01月の13.6%に続き、現在、16%の企業がキャンセルされた注文を報告している。

2023年02月の23.4％と比べると、その差は歴然としている。

1年前の2022年03月には、8.6％に過ぎなかった。

確かに、まだ多くの企業が受注残高を十分に確保しており、現時点では建設活動への影響は緩和されると予測している。

しかし、受注残は、拡大する新規受注のギャップを永遠に埋めることはできないだろう。

多くの企業にとって、危機は避けられないようだ。

ZDB(Zentralverbandes des deutschen Baugewerbes/ドイツ建設業中央協会)の最高経営責任者であるフェリックス・パクレッパ(Felix Pakleppa)は、業界の不安にはいくつかの理由があるという。
「コロナや戦争による大幅な資材価格の高騰がある。建設金利は3倍になっています。これに高インフレが加わっている。」

つまり、ダブルパンチ！

彼は、これは主に一戸建て住宅や賃貸アパートの建設に影響し、商業施設や都市や自治体の道路や下水道などのインフラプロジェクトにも影響すると述べた。

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